男子フィギュア衣装、米デザイナーが総合No.1評価した選手「まるでベガスのショー」
北京五輪のフィギュアスケート男子シングルはネイサン・チェン(米国)が金メダル。日本勢の鍵山優真が銀、宇野昌磨が銅を獲得し、幕を閉じた。フィギュアファンに知られる米国の名物デザイナー、ニック・ベレオス氏は衣装を採点。宇野のショートプログラム(SP)が最高評価を得た一方、メキシコ代表として30年ぶり出場となった選手はSPとフリーの“合計点”でNo.1の評価を得ている。
フィギュアファンに人気のデザイナー・ベレオス氏が北京五輪男子SPを総括
北京五輪のフィギュアスケート男子シングルはネイサン・チェン(米国)が金メダル。日本勢の鍵山優真が銀、宇野昌磨が銅を獲得し、幕を閉じた。フィギュアファンに知られる米国の名物デザイナー、ニック・ベレオス氏は衣装を採点。宇野のショートプログラム(SP)が最高評価を得た一方、メキシコ代表として30年ぶり出場となった選手はSPとフリーの“合計点”でNo.1の評価を得ている。
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的確な批評と採点で人気のあるベレオス氏は自身のブログで男子シングルを総括したが、メキシコ代表ドノバン・カリジョをSP、フリーともに衣装を高く評価した。SPについては9.35点。「光沢のあるルックス、上半身を強調する大胆な金と銀のスパンコール。肩回りのスペシャルなクリスタル。衣装全体が彼にぴったりで、まるでボブ・マッキー(米国の大御所デザイナー)がデザインしたような衣装でした」と評した。
それを上回ったのが、フリーの衣装。9.75点をつけた。「ドノバンは2回目もスーパースターな衣装を着て、私を幸せにしました。胸元を大きく開けた首のラインに銀のスパンコール、タイトなフィット感、まるでラスベガスのショーにいるようでした。このショーの1列目のチケットが欲しいくらいです。この若者は演技だけでなく、衣装でもショーを開演させることを心得ています」と絶賛した。
単体で最高点は宇野SPの9.99点だったが、SPとフリーを競技と同じように“合計点”で評価すると19.10点となり、18.99点の宇野を凌ぐ高得点となった。競技ではSPで自己ベストをマークし、フリー進出した22歳のカリジョ。さらにフリーも自己ベストで総合22位となった。メキシコ勢としては30年ぶりという勲章だったが、銀盤でまとった衣装も評価を受けることになった。
(THE ANSWER編集部)