「ヒロインはワリエワじゃない」 涙のハプニング乗り越えたROC選手に称賛「賢い行動」
北京五輪は15日、フィギュアスケートの女子ショートプログラム(SP)が行われ、ROC(ロシア・オリンピック委員会)から出場の3選手は上位につけた。アンナ・シェルバコワは80.20点で2位につけたが、3日前には使用していたスケート靴が壊れるという“危機的状況”もあったようだ。
北京五輪フィギュア女子、シェルバコワが乗り越えたハプニングとは
北京五輪で15日に行われたフィギュアスケートの女子ショートプログラム(SP)で、ROC(ロシア・オリンピック委員会)から出場の3選手は上位につけた。アンナ・シェルバコワは80.20点で2位につけたが、3日前には使用していたスケート靴が壊れるハプニングもあったという。
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ロシアメディア「eurosport.ru」は、「SPのヒロインは――アンナ・シェルバコワで、カミラ・ワリエワではない。彼女は壊れたスケート靴を五輪期間中に変えていた」との見出しで記事を掲載。事の顛末を伝えている。
記事では首位ワリエワに1.96点差と迫った演技について「これは新しいスケート靴でだった!」と紹介。現地で4回転ジャンプの練習中にスケート靴が壊れ、予備を使うことになったが、その後の練習ではうまくいかず「彼女はまさに練習リンクで悔しさから泣いた」と記されている。
こうした背景から、SPでのシェルバコワは3回転ルッツ―3回転ループではなく、3回転ルッツ―3回転トウループを跳び「とても賢く行動した」と伝えられている。ロシアオリンピック委員会が伝えたところによると、シェルバコワがスケート靴を変更したのは3日前。ブレードの刃が破損したためだという。
シェルバコワは演技後「私はほとんどナーバスになりませんでした」「そういうことは起こります。たいしたことではありません。もちろん、五輪で起こってほしくはなかったですけれども」と語ったという。メダルが決まる女子フリーは今日17日に行われる。
(THE ANSWER編集部)