ワリエワ騒動、メダル圏内の坂本花織に及ぼす影響を元世界女王が指摘「ROCのせい」
北京五輪は15日、フィギュアスケート女子ショートプログラム(SP)が行われ、坂本花織(シメックス)が自己ベストの79.84点で3位に食い込んだ。首位に立ったのは15歳カミラ・ワリエワ(ROC)。ドーピング問題から出場可否に揺れた中で演技を終えたが、元世界女王が坂本への影響を指摘している。
ワリエワ出場でメダル授与式がなくなる可能性も
北京五輪は15日、フィギュアスケート女子ショートプログラム(SP)が行われ、坂本花織(シメックス)が自己ベストの79.84点で3位に食い込んだ。首位に立ったのは15歳カミラ・ワリエワ(ROC)。ドーピング問題から出場可否に揺れた中で演技を終えたが、元世界女王が坂本への影響を指摘している。
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ワリエワは団体戦でROCの金メダル獲得に大きく貢献。日本も坂本らの活躍で銅メダルを獲得した。しかし、その後にワリエワのドーピング問題が発覚し、団体戦のメダル授与式を中止に。個人戦の出場が危ぶまれた末、スポーツ仲裁裁判所(CAS)は出場可能の裁定を下した。一方、国際オリンピック委員会(IOC)は、ワリエワが3位以内に入った場合は個人戦もメダル授与式を行わないことを発表した。
SPで3位と好発進した坂本は、17日のフリー(FS)でメダルの期待が高まる。ところが、獲得しても状況次第で団体戦と同様にメダル授与式は行われないことになる。カナダの元フィギュアスケート選手で、世界選手権連覇、平昌五輪銅メダルに輝いたペアの名手メーガン・デュハメル氏が持論を展開。自身のツイッターでこう問いかけた。
「いいですか、もしカオリがトップ3に残ったら、厳密に言えば彼女は北京で2個のメダルを獲得することになる。でも、ROCの行動のせいで、彼女には1度のメダルセレモニーさえないの? これは正しいことなのでしょうか?」
日本勢では樋口新葉(明大/ノエビア)も5位につけ、逆転でのメダルもある。ワリエワはフリーの世界最高得点を持ち、高い得点を残す可能性がある。
(THE ANSWER編集部)