ワリエワ出場に米選手の父「理解できない」と不満「娘は12歳で検査を受けさせられた」
北京五輪は15日、フィギュアスケートの女子ショートプログラム(SP)が行われ、15歳カミラ・ワリエワ(ROC)は82.16点で首位発進した。ドーピング違反騒動で海外メディアや元選手らの批判が上がる状況。中国のウェブメディア「網易新聞」は米国選手の父の言葉を伝えている。
ワリエワ騒動に米選手の父が言及
北京五輪は15日、フィギュアスケートの女子ショートプログラム(SP)が行われ、15歳カミラ・ワリエワ(ROC)は82.16点で首位発進した。ドーピング違反騒動で海外メディアや元選手らの批判が上がる状況。中国のウェブメディア「網易新聞」は米国選手の父の言葉を伝えている。
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同メディアは「中国の解説者・陳露が微博(ウェイボー)で疑問に答える 中国系米国選手の父親は『娘は12歳の時にはもう検査を受けさせられていた』と怒りの発言」の見出しで記事を掲載。本文にこう記した。
「2月16日、ワリエワのフィギュア女子シングル出場については論争が続いている。アメリカ、韓国はいずれもそれぞれの方法で抗議しているが、中国フィギュアスケート界のレジェンド―陳露はワリエワ支持の姿勢を続け、ネットユーザーから疑問の声が上がっていたが、微博でそうした声に答えた」
米国や韓国の放送局では、ワリエワの演技中に実況席が無言を貫くなどして抗議。記事では、平昌五輪団体銅のアダム・リッポン氏(米国)が「とても憤慨している。女子シングルの試合が茶番になってしまった」と怒りを爆発させたことを伝えた。さらに、米国代表として女子シングルに出場しているアリサ・リウの父は不満を語ったという。
「私には、ワリエワに対して『取り返しのつかない傷を与えるから』という説明が全く理解できない。それだったら、他のクリーンな選手に対する取り返しのつかない傷はどうしてくれるのか。あなたはクリーンな選手たちの権利を剥奪しているのですよ!」
リウの父は中国出身。記事では「リウが12、13歳の時からドーピング検査をさせられていることに言及した」と父の言葉を説明している。スポーツ仲裁裁判所(CAS)はワリエワの15歳という年齢が保護対象であることなどを理由に、個人戦出場を認める決定を下していた。
(THE ANSWER編集部)