フィギュア五輪資格年齢「15歳→18歳に」 ロシアの早すぎる世代交代に五輪V2女王が提言
北京五輪のフィギュアスケート女子シングルは15歳カミラ・ワリエワ(ROC)のドーピング違反を巡る大会出場可否が騒動に。それに伴い、現在15歳となっている五輪出場資格年齢の引き上げも議論の引き金になった。五輪2大会連続で金メダルを獲得した元女子選手はワリエワの名前を挙げ、「18歳に引き上げるべき」と提言した。
五輪女子シングル2連覇したドイツのカタリナ・ヴィット氏が提言
北京五輪のフィギュアスケート女子シングルは15歳カミラ・ワリエワ(ROC)のドーピング違反を巡る大会出場可否が騒動に。それに伴い、現在15歳となっている五輪出場資格年齢の引き上げも議論の引き金になった。五輪2大会連続で金メダルを獲得した元女子選手はワリエワの名前を挙げ、「18歳に引き上げるべき」と提言した。
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ドイツ紙「ビルト」は、1984年サラエボ五輪、88年カルガリー五輪で女子金メダルを獲得したカタリナ・ヴィット氏(ドイツ)が今大会のSP前にSNSで主張した内容を掲載。ヴィット氏は「物議を醸すことは承知ですが、五輪出場資格年齢を18歳に引き上げるべきかもしれません」と意見した。
「カミラは4年後には19歳になっており、5回転ジャンプを跳ぶ15歳の選手を恐れることなく、新たに世界を魅了できるでしょう。近い年齢の選手で一定期間競争していくことは、私たちの競技にとってプラスになるのではないでしょうか?」
ロシアでは平昌五輪金メダルのアリーナ・ザギトワ、銀メダルのエフゲニア・メドベージェワと、当時10代だった選手が今大会の代表から漏れ、さらに若い選手が台頭。圧倒的な実力から“絶望”の異名を取る15歳のワリエワも4年後はさらに進化した下の世代に追い越される可能性もある。ヴィット氏はこの点を危惧しているようだ。