SNS誹謗中傷受けた中国フィギュア選手 熱演で今大会初の笑顔、涙の団体戦から8日
北京五輪は15日、フィギュアスケートの女子ショートプログラム(SP)が行われ、中国のジュ・イー(朱易)は53.44点の暫定9位とした。米国生まれで2018年に中国籍を取得。中国語があまり上手ではないことも相まり、団体戦後に中国国内で誹謗中傷の的になっていたが、個人戦で懸命に滑り切った。
北京五輪フィギュアスケート女子SP
北京五輪は15日、フィギュアスケートの女子ショートプログラム(SP)が行われ、中国のジュ・イー(朱易)は53.44点の暫定9位とした。米国生まれで2018年に中国籍を取得。中国語があまり上手ではないことも相まり、団体戦後に中国国内で誹謗中傷の的になっていたが、個人戦で懸命に滑り切った。
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ジュ・イーは冒頭のコンビネーションジャンプは3回転フリップのみに。それでも大崩れすることなく、中盤の3回転ループ―2回転トウループでリカバリーした。最後はコンビネーションスピンを披露。客席で中国国旗が揺れる中、地元の歓声を受けて演技中には今大会初めての笑顔を輝かせた。
19歳のジュ・イーは6日の団体戦女子SPに出場したが、転倒が響いて10人中最下位。7日のフリーも転倒が相次ぎ、5選手中5位で演技後は涙ながらに客席に頭を下げた。全種目総合で5位だった中国では心ない声がやまず、多くのSNSアカウントに停止措置が取られたという。「代表は(権威ある科学者の)父のコネ」など根拠のない噂まで出回り、中国国内でもそれを諫める声が上がっていた。
(THE ANSWER編集部)