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揺れるジャンプスーツ規定問題 FISの改革案にドイツ関係者は否定的「実現不可能だ」

問題となった検査官による方法の違い「客観性がない」

 一方で、シミット氏はルールに自由度を上げてもいいとの立場だ。「何が選手にとってプラスになるのか考えなければならない。決められた基準項目を減らし、より明確にしていく必要がある。それ以外はチームに自由を与えることができる。飛ぶには肩のあたりにもう少しゆとりがあった方がいいだろうが、股下は厳密にコントロールをする」との私案も披露したという。

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 記事では「北京で問題となったのは検査官によって方法が違うことだった」と指摘。これに対し、シュスター氏は「検査には客観性がない。異なる方法によって寸法値も変わってしまう」と言い、シュミット氏も一貫性を求めたという。2人が求めるのは検査技術の向上で、シュミット氏は「近いのは3Dスキャナーですね。これならきちんとしているし、人の判断に頼らなくていい」と述べたが、記事では多くの組織委員会、特にジュニア世代の小さな大会で費用面での問題が発生するという問題も挙げている。

 ただ、シュスター氏は今が規定を変える絶好の機会ととらえており、早急な改革を求める。男子の担当ながら、女子の検査に加わったとの報道で議論の的になっている検査官ミカ・ユッカラ氏に対して疑問の目を向けており、「長年スーツに関わってきた現場の人間を起用したほうがいい」と主張。ドイツ女子前HCのアンドレアス・バウアー氏の名前を持ち出し、「優秀な人間を採用して任せるべきだ」と指摘したという。スポーツ界の注目を浴びた北京五輪を経て、ルール変更に向けた動きはさらに加速するかもしれない。

(THE ANSWER編集部)

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