銀メダル鍵山優真、かつて父が流した涙に中国メディア注目「常に冷静だったが初めて」
北京五輪は10日、フィギュアスケートの男子フリーが行われ、18歳の鍵山優真(オリエンタルバイオ・星槎)が銀メダルを獲得した。団体戦に続き、2つ目のメダルをゲット。中国メディアも注目したほか、同国の閻涵(ハン・ヤン)も中国版SNSで大絶賛したと伝えられている。
北京五輪・フィギュアスケート男子で銀メダル獲得
北京五輪は10日、フィギュアスケートの男子フリーが行われ、18歳の鍵山優真(オリエンタルバイオ・星槎)が銀メダルを獲得した。団体戦に続き、2つ目のメダルをゲット。中国メディアも注目したほか、同国の閻涵(ハン・ヤン)も中国版SNSで大絶賛したと伝えられている。
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中国ネットメディア「上観新聞」は、五輪初出場で素晴らしい演技を披露した鍵山について、閻涵が「鍵山優真、君のことがとっても好きになったよ。がっかりしないで、4年後は君の天下だ!」などと中国版SNS「ウェイボー(微博)」で絶賛したことを紹介。記事では羽生結弦とも比較し「鍵山優真はスピードと爆発力で、幼さを失わない、明確にアピールする美を繰り広げる」などと記している。
またコーチを務める父・正和さんが、五輪出場2度を誇ることにも注目。「今、息子は完全に父親を超えた。鍵山優真の得点を見て、鍵山正和は感激のあまり、思わず息子とこぶしを合わせた」と、メダル獲得を喜ぶ2人の様子を伝えた。
親子の信頼関係について、同メディアは「鍵山も自分の実力を疑ったこともある。しかし、気持ちがひどく落ち込んだときなどには、正和氏が息子のそばにつきそって励まし、導いてくれたのだという。父親は技術ばかりでなく、困難に打ち勝つ勇気と方法を伝えていた」と記載。さらに「2019年の全日本ジュニア選手権で優勝しとき、常に冷静だった父は初めてカメラの前で涙を見せた」とも紹介している。
鍵山は2020年ユース五輪で金メダルを獲得。力を伸ばし、シニア転向後も実力を証明し続けてきた。「彼の長所は、ジャンプやスピンのときも減速せず、着氷のバランスがいいことだ」「彼は試合の場で次々と自分の実力を見せ、気持ちの強さを鍛えて来た」と、記事では鍵山の精神力も称えた。
日本には羽生や宇野昌磨のほか、浅田真央など偉大なスケーターが数多くいたことにも記事では注目。「鍵山優真は実に幸せだ。先輩たちに導かれながら、選手としての道を歩んでいるのだから」とも指摘していた。
(THE ANSWER編集部)