銀の鍵山優真「初めて緊張した」 銅の宇野昌磨「凄く嬉しい」 日本勢Wメダルに喜び
北京五輪のフィギュアスケートは10日、男子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)2位の18歳・鍵山優真が日本フィギュア史上最年少となる銀メダルを獲得した。同3位の24歳・宇野昌磨が銅メダル、金メダルはネイサン・チェン(米国)。日本勢は演技を振り返り、喜びを口にした。
北京五輪フィギュアスケート男子フリー
北京五輪のフィギュアスケートは10日、男子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)2位の18歳・鍵山優真が日本フィギュア史上最年少となる銀メダルを獲得した。同3位の24歳・宇野昌磨が銅メダル、金メダルはネイサン・チェン(米国)。日本勢は演技を振り返り、喜びを口にした。
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五輪初出場の鍵山は演目「グラディエーター」に乗り、冒頭の4回転サルコーを余裕を持って着氷。続く4回転ループは片手を着いたが、ここからは全てのジャンプに成功。演技後は安堵したようにリンクに腕をつけた。合計310.05点。得点を父・正和コーチと確認し、喜びの表情を浮かべた。
テレビインタビューでは「銀メダルという結果は、自分がオリンピックを夢として頑張ってきた数年間の全てが詰まった銀メダル。今まで苦しいこともあったけど、それを乗り越えての今回の演技、結果になった。自分の成長を感じています」と笑顔。こう続けた。
「ショート、団体とは違って今回のフリーで『もう試合が終わってしまう』と考えると、やはり緊張してしまった。ここに来て初めて緊張した。いい結果を残したい、目標を達成したと思って緊張したけど、悔いがないように全力でやろうととにかく思っていた。それができてよかったと今は思います。
(父から)おめでとうという言葉をもらった。ここまで一緒に頑張ってきたので、いろんなことを一緒に経験してきた。銀メダルという結果に繋がって、一緒に喜びを分かち合えてとてもいいことだと思う。もっともっとオールラウンダーに近づいていけるように、今回優勝したチェン選手もそうですし、羽生選手や宇野選手みたいに演技も、ステップもいろんな部分が評価される選手になりたいと思います」
前回平昌五輪銀メダルの宇野は冒頭の4回転ループに成功。続く4回転サルコーは両足着氷となり、その後の4回転フリップではステップアウトした。演技後半の4回転トウループも少しバランスを崩すなどしたが、体を大きく動かしたステップでも魅了。演技後はランビエールコーチに労われた。
テレビインタビューでは「本当にこの4年間いろいろあった。今日の演技はたくさんミスが出てしまった。やっている時は実感なかったけど、緊張していたのもあった。もう一回やってみてと言われても同じ演技をしていたと思う」とコメントし、こう振り返った。
「次に繋がる課題が見つかった感想がある。悔しいというより、今はこの4年間いろいろあった中でオリンピックに出場することができ、また3位という成績を出せたことに凄く嬉しく思います。この構成、この練習をあと数年続ければ、間違いなくもっともっとレベルが上がって、今のネイサンのような位置で戦える存在になることが可能なんじゃないかなって思う。今できていることに満足せず、新たな挑戦も続けていきたいと思います」
日本勢の2人が輝きを放った。
(THE ANSWER編集部)