北京五輪、トルソワ＆シェルバコワも金メダル候補

　北京五輪のフィギュアスケート女子シングルでメダル候補に挙がるROC（ロシア・オリンピック委員会）のアレクサンドラ・トルソワとアンナ・シェルバコワは7日まで行われた団体戦は出番なし。しかし、練習では4回転ジャンプを連発。ロシアメディアは「十分にワリエワと対比可能」と伝えている。

【注目】本気で野球に挑戦する親子必見！　各分野のプロが動画解説、日本最大級野球スキル動画配信サービス「TURNING POINT」の公式LINEはこちら

　団体戦でROC女子は他国がショートプログラム（SP）、フリーで選手を入れ替える中、ともに15歳カミラ・ワリエワが出場。トルソワとシェルバコワは15日からの個人戦で初の金メダルを狙う。熱の入った練習を行っているようだ。

　ロシアメディア「sport24.ru」は、7日の2人の練習の模様について「2人で7.5本の4回転ジャンプ！」などと題した記事を掲載。この日は団体戦女子フリーでワリエワが1位に。ROCの金メダルも決まった。その後、北京の練習場でシェルバコワが3本、トルソワが4本の4回転ジャンプに成功。トルソワのステップアウトした4回転サルコーを0.5本と計算し、2人で7.5本の4回転を決めたと伝えられている。

　記事では「2人はアクティブに4回転ジャンプのウォームアップをしていた。曲かけ練習では確かにカミラと勝負に持ち込むであろう滑りをした」と状態の良さを記し、さらに「十分にワリエワの3回転アクセルと3つの4回転ジャンプと対比可能だ」と太鼓判を押した。

　4回転以外でも、同メディアは2人の「切り札」に期待。「トルソワには、SPで良い出来栄え点をもたらすとても美しいルッツ―ループの連続3回転ジャンプがある」「シェルバコワには秘密兵器がある。3回転アクセルだ。練習では規則的に跳んでいる。7日の夜には即座に4本の3回転アクセルを跳んだ。一つは3回転トウループとの連続ジャンプだった。北京で行われたら、素晴らしいことだ」とそれぞれ伝えている。