韓国紙「チャジュンファンが“歴代最高”4位」

　北京五輪は8日、フィギュアスケート男子ショートプログラム（SP）が行われ、韓国の20歳チャ・ジュンファンが4位と躍進した。母国メディアは韓国史上初のSP5傑入りを称え、「羽生結弦を超えた」と称賛している。

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　チャ・ジュンファンは冒頭の4回転サルコーから3回転ルッツ―3回転ループ、3回転アクセルとジャンプをノーミスでまとめた。得点は100点の大台に迫る自己ベスト99.51点。ネイサン・チェン（米国）、鍵山優真と宇野昌磨の日本勢に次ぐ4位に食い込んだ。

　韓国紙「文化日報」は「チャ・ジュンファン、羽生を超えた…ショートプログラムで“歴代最高”4位」と見出しを打って特集。「チャ・ジュンファンが韓国男子フィギュアスケートの新しい歴史を描いた」と報じた。

　初出場だった母国開催の前回18年平昌五輪はSP15位だったことを紹介。「しかし、4年後に韓国男子シングル選手として史上初オリンピックショートプログラム5位以内の成績を残した」と母国初の快挙を称えた。

「チャ・ジュンファンはオリンピック3連覇に挑戦する羽生結弦（95.15点）より点数が高かった。羽生は8位と振るわなかった。ショートプログラムでチャ・ジュンファンより上位の選手はネイサン・チェン（113.97点）と鍵山優真（108.12点）、宇野昌磨（105.90点）だけだ」

　チャ・ジュンファンはソウル出身の20歳。韓国選手権を6連覇している韓国男子の絶対的エースで、羽生と同じブライアン・オーサー氏に師事してきた。そんな逸材が、五輪の舞台で最高の輝きを放った。