18歳鍵山優真「98点くらいの点数あげていい」 初五輪でSP大健闘2位「楽しまなきゃ損」
北京五輪は8日、フィギュアスケート男子ショートプログラム(SP)が行われ、初出場の18歳・鍵山優真が自己ベストを更新する108.12点で2位。日本勢最上位となった。同じく自己ベストを更新した宇野昌磨は3位と好位置。ジャンプにミスが出た羽生結弦は8位からフリーで逆襲を狙う。1位は世界新記録の113.97点を記録したネイサン・チェン(米国)。
北京五輪フィギュアスケート男子SP
北京五輪は8日、フィギュアスケート男子ショートプログラム(SP)が行われ、初出場の18歳・鍵山優真が自己ベストを更新する108.12点で2位。日本勢最上位となった。同じく自己ベストを更新した宇野昌磨は3位と好位置。ジャンプにミスが出た羽生結弦は8位からフリーで逆襲を狙う。1位は世界新記録の113.97点を記録したネイサン・チェン(米国)。
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会心の演技で魅了した。4回転サルコー、4回転―3回転の連続トウループ、3回転アクセルとジャンプを含め、パーフェクトにまとめた。五輪デビューとなった団体戦フリーで1位となり、日本初の銅メダル獲得の立役者となった18歳が、またしても驚きをもたらした。113.97点の世界新記録を記録し、首位の世界王者チェンに次ぐ2位に食い込んだ。
鍵山は演技後のインタビューで「五輪の舞台をずっと目指して頑張ってきた結果が、今日あらわれた。ステップシークエンスでちょっと足がきつくて、練習通りできない部分もあったけど、ジャンプは完璧。98点くらいの点数をあげてもいいかなと思う」と手応えを口にした。
初の五輪については「楽しいですね。楽しまなきゃ損する。初めてなので、何事も楽しんでいきたいという気持ちがある」と話した。メダルのかかる10日のフリーに向けては「順位のことは気にせずやるべきことをやるだけ。明日は練習だけなのでしっかり休み、コンディションを整えていければ」と語った。
日本勢の先陣を切って21番滑走で登場した羽生は冒頭の4回転サルコーが抜け、1回転になるミス。以降は圧巻の演技を見せたが、95.15点にとどまった。続いて登場した宇野は冒頭の4回転フリップを着氷。4回転―3回転の連続トウループで手をついたが、団体戦でマークした自己ベストを更新する105.90点。10日のフリーについては「このプログラムが完璧にできる確率は相当低いと感じている。完璧な演技がしたいというより、次につながる、自分の成長につながる演技がフリーの目標です」と語った。
(THE ANSWER編集部)