高木美帆の銀 姉・菜那が言葉詰まらせ、悔しさ露わ「妹に金を獲ってほしかった」
北京五輪は7日、スピードスケート女子1500メートルが行われ、27歳で日本選手団主将の高木美帆(日体大職)が1分53秒72で銀メダルを獲得した。18年平昌五輪と合わせて通算4個目のメダル獲得は、冬季大会の日本選手で歴代単独最多。この種目は世界記録1分49秒83を持ち、平昌五輪でも金メダルに0秒20差の銀メダルに輝いた得意種目だった。高木の姉・高木菜那(日本電産サンキョー)は8位入賞。妹の偉業を称えつつ、悔しさを露わにした。
北京五輪スピードスケート女子1500メートル
北京五輪は7日、スピードスケート女子1500メートルが行われ、27歳で日本選手団主将の高木美帆(日体大職)が1分53秒72で銀メダルを獲得した。18年平昌五輪と合わせて通算4個目のメダル獲得は、冬季大会の日本選手で歴代単独最多。この種目は世界記録1分49秒83を持ち、平昌五輪でも金メダルに0秒20差の銀メダルに輝いた得意種目だった。高木の姉・高木菜那(日本電産サンキョー)は8位入賞。妹の偉業を称えつつ、悔しさを露わにした。
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最終滑走の高木美は勢いよくスタートすると、前半からリードを奪った。カーブでやや膨らんだが、落ち着いて滑走。700メートル通過タイムも全体トップだった。しかし、最後はトップに0秒44及ばず。この種目で10年バンクーバーから金、銀、金の35歳イレイン・ブスト(オランダ)が五輪記録の1分53秒28をマークし、金メダルに輝いた。
高木菜も奮闘したものの、「最後の一周でぶつかってしまって悔しいレースになった」とプラン通りにいかず8位。悔しそうな表情をしつつ「でも、最後にあそこで出てこないと行けないのがあった。でも、なんかちょっと悔しいなって……。悪くなかったのでラスト一蹴しっかり戦えれば3位争いできるところにいた。結構悔いの残るレースになったけど、出せるレースはした」と振り返った。
妹の銀メダルについては、「う~ん、そうですね……」と言葉を詰まらせ、「まあブストが速いのは尊敬するし、ここに合わせてきたのは素晴らしいけど、妹にこの種目で金メダルを獲ってほしかった。チームパシュートではみんなで奪い返せるように頑張りたい」と団体追い抜きでの巻き返しを誓った。
高木美は15歳だった10年バンクーバーで五輪初出場。14年ソチは出場できなかったが、18年平昌は団体追い抜きで金、1500メートルで銀、1000メートルで銅メダルを獲得。3000メートルは5位だった。
銅メダルはアントワネット・デヨング(オランダ)。25歳の佐藤綾乃(ANA)は4位入賞した。
(THE ANSWER編集部)