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「病気がちだった」15歳ワリエワ 中国紙が幼少期に注目「かくも豊かな果実になるとは」

北京五輪は6日、フィギュアスケート団体戦女子ショートプログラム(SP)が行われ、ロシアオリンピック委員会(ROC)のカミラ・ワリエワが自身の世界歴代最高得点(90.45点)に迫る90.18点でこの種目1位となった。「絶望」の異名を持つ15歳の圧倒的な演技に対し、開催国の中国メディアも「フィギュアスケートの女神!」と衝撃を受けている。

フィギュアスケート団体戦女子ショートプログラムで1位となったカミラ・ワリエワ【写真:AP】
フィギュアスケート団体戦女子ショートプログラムで1位となったカミラ・ワリエワ【写真:AP】

ワリエワがフィギュア団体戦SPで圧巻演技

 北京五輪は6日、フィギュアスケート団体戦女子ショートプログラム(SP)が行われ、ロシアオリンピック委員会(ROC)のカミラ・ワリエワが自身の世界歴代最高得点(90.45点)に迫る90.18点でこの種目1位となった。「絶望」の異名を持つ15歳の圧倒的な演技に対し、開催国の中国メディアも「フィギュアスケートの女神!」と衝撃を受けている。

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 中国紙「澎湃新聞」は「彼女こそがフィギュアスケートの女神! 15歳のワリエワは強すぎる 『長城にも行ってみたい』」との見出しで記事を掲載。「出場するや否や世界に大きなインパクトを与えた!」と記し、幼少期の状況を含めて伝えた。

「彼女の得点は、技術点だけでも2位の樋口新葉を10点以上も上回るものだった。『天才少女』のフィギュアスケート人生は2009年に始まった。体が弱く病気がちだった彼女に、父親と母親がスポーツをやらせたのだ。何気なく始めたスポーツが十数年後、かくも豊かな果実となろうとは両親も予想してはいなかった」

 記事では、ワリエワの母がフィギュアスケートを選んだことを説明。6歳だった12年に一家でモスクワに転居し、18年から現在も指導を受けるエテリ・トゥトベリーゼ氏に師事するワリエワの強さについて、こう紹介している。

「13歳で国際大会に参加するようになってから、彼女はほとんど負けたことはない。非常に強力な高難度の動作を身に着け、自分の持つ伸びやかで、リズム感に満ちた芸術的表現を通して演技を見る一人ひとりに美しさを伝える。だからこそ、今回の北京五輪では、彼女に女子フィギュア金メダルの期待が集まっている」

 記事では、ワリエワの過去のコメントを紹介。「オリンピックのエネルギーを感じたいです。世界中からたくさんの選手が集まるのですから。それから、時間があったら長城を見に行ってみたいです。中国に来た人なら絶対に行くべきところでしょう?」と語っていたという。新型コロナウイルス禍での実現は難しそうだが、大会を心待ちにしていたようだ。

(THE ANSWER編集部)

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