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平野歩夢、北京五輪で目指す悲願の金 東京五輪出場で刺激「すべて生かせていければ」

スノーボード男子ハーフパイプで、五輪2大会連続銀メダルの平野歩夢(TOKIOインカラミ)が6日、合同でのオンライン会見に応じ、今季の抱負を語った。

平野歩夢(写真は2018年)【写真:Getty Images】
平野歩夢(写真は2018年)【写真:Getty Images】

夏の東京五輪から冬の北京五輪へ調整「少ない時間の中では順調」

 スノーボード男子ハーフパイプで、五輪2大会連続銀メダルの平野歩夢(TOKIOインカラミ)が6日、合同でのオンライン会見に応じ、今季の抱負を語った。

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 9日に予選が始まるワールドカップ(W杯)開幕戦(米カッパーマウンテン)に出場する平野は、「しばらくスノーボードを離れていた時期が長かったので、大会自体も久しぶりだし、その中で今の段階での自分のレベルっていうのを大会で見せれることはすごい楽しみですね」と、高揚感を口にした。

 夏は東京五輪スケートボード代表として奮闘。二刀流の反動によるスノーボードへの影響について、「ほかの人たちと比べて、滑ってる時間もかなり少ない部分はあるので、その中での今の自分のレベルとしては、少ない時間の中では順調に進んでいるのかな」と、最小限に抑えられていることを明かした。

 五輪に合わせて上昇する周囲のレベルについては、4年前の平昌五輪後、最近までは「技術的な部分がレベルアップしていないイメージあった」と素直に告白。しかし、「ここ半年くらいで、急にみんなも気合入ったというか、スイッチが入って、レベルも急に上がった印象」と語った。

 北京五輪では大技のトリプルコーク1440(縦3回転、横4回転)の出来がメダルの色を分けるとされる。成功すれば高得点が望める分、怪我のリスクも高い。さらに、ライバル勢の完成度も気になる。練習では成功させている平野は「使うタイミングもすごく重要になってくる。すごい慎重にならなきゃいけない技」と話した。

 日本勢は世界王者の戸塚優斗(ヨネックス)を始め、代表争いもハイレベル。その中で、武器になるのが平野しか持っていない東京五輪の経験だ。

「少なからずスノーボードだけの環境じゃないところで闘っていた。周りからもらった刺激だったり、乗ってるものも違うので、そういう部分をすべて生かせていければ」と精神面も含めて成長した姿をぶつける構えだ。

 目標はもちろん、金メダル。平昌五輪ではショーン・ホワイト(米国)との激闘で、あと一歩届かなかった。

「僕にとっては、この五輪(北京)はまだ確定していないんですけど、順調に進んでいけば、自分にとって、かなり大きい、特別な五輪にまたなってくると思う。自分にとっても大きいチャレンジだと思うし、その中でどこまでいけるか、自分自身と向き合っていけたら」と闘志を燃やした。

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