スコットランドが見せた80分間走れる姿 菊谷崇「日本戦はすでに始まっている」
スコットランド代表内で、13日の日本戦は「すでに始まっている」
スコットランドは先発メンバーのうち10人がW杯初スタメン。13日の日本戦をにらんで主力を温存したリザーブメンバーでも、スコットランドの形で試合を展開し、80分間走りきる姿、どこからでも走れるスタイルを見せつけました。僕は、このロシア戦で見せたアタックには、日本にプレッシャーをかけようという意図が込められていたと思います。
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試合後、スコットランド勢は「この4日間で日本の研究を進める」と話していたようですが、すでに準備は終わっているでしょう。プールの組み合わせ抽選が行われた時点で、日本がアイルランドに勝っていようがいまいが、スコットランドにとって最終戦の日本戦がベスト8入りに重要な一戦になることは分かっていた。これはもう2年以上も前から決まっていたことです。サモア戦で主力を使い、ロシア戦では休ませる。スコットランド代表内での日本戦は、すでに始まっています。
面白くなった13日の日本戦ですが、両チームにとってのカギは「ラインアウトの獲得率」になると思います。大切なのは、相手ボールのラインアウトをどう攻略するか。相手のラインアウトのクオリティーを落として、ボールを奪い取れるか。スクラム以上にラインアウトに注目したいですね。
今大会では日本のディフェンスが光っています。どこからでも走れるアタックの形を見せてきたスコットランドを相手にしても、やはりディフェンスからのターンオーバーは重要です。そして、ペナルティーをいかに少なく抑えるか。大切な試合ではペナルティーゴールも脅威になります。
13日はタフな試合になると思います。ただ80分間、とにかく全力を出し尽くしたチームが勝つでしょう。もちろん、日本の勝利に期待しています。勝ってもらいましょう。
(THE ANSWER編集部)