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バスケ日本敗退、いまだ遠い世界との距離 渡邉拓馬「埋まらない差をどう感じるか」

1次リーグ敗退「このままじゃいけないと痛感する2試合になった」

 そんな中でチェコ戦では、八村選手の凄さを特にフィジカル面で感じました。強引にいったタフショットが何本かありましたが、どんな相手でも自分を出そうとする。彼に追いつけ、追い越せで周りの選手もガツガツといけるようになってほしいです。

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 対欧州勢はW杯で9戦全敗となりました。欧州のチームはフィジカルはもちろんですが、スマートにプレーしてきます。相手の穴を狙い、ミスが少ない質の高さがある。それぞれ国独自のスタイルが選手から監督にしっかりと伝わっている印象です。

 だから、1人のスキルに加え、4、5人の集団でのスキルも高い。セルビアは今大会優勝候補に推されていますが、個人の能力は米国が高くても5人の総合力ならセルビアが勝てる。日本もそういったチーム作りをしていく必要があります。

 結果として1次リーグ敗退となりましたが、選手たちはこのままじゃいけないと痛感する2試合になったと思います。日本に帰って、埋まらない差をどう感じ、Bリーグでどう行動に移すのか。あるいは活躍の舞台を変えるのか、興味があります。

 次戦は米国戦です。世界No.1を相手にどこまでできるのか。日本としては敗退が決まり、失うものは何もない。日本バスケ界の今後のために勝つ気でぶつかっていってほしいと思います。

 そうして、この試合で得た経験を選手それぞれが発信し、Bリーグを底上げしてほしい。今後を占う意味でも「この米国戦がターニングポイントだった」と後々言えるような試合にして、少しでも多くのものを持ち帰ってきてくれることを期待します。

(THE ANSWER編集部)

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