久保建英の2人抜きドリブルには明確な根拠あり 恩師が証言する18歳の確かな成長
ビダルを交わすシーンは姿勢にも注目「とにかく美しい」
そこから、体幹の強さとバランス力の高さも輝いていた。
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「ドリブルでビダル選手をかわすシーンはまず姿勢に注目してもらいたいです。とにかく姿勢が美しい。頭の軸がほとんどぶれていませんでしたね。大腰筋がしっかり太腿部に連動してトップスピードからのドリブルにつながっています。その上で、脇腹、お尻、大腰筋、太ももの腸腰筋がうまく連動しているからこそ、あのスラロームが生まれたと思います。体の横部分の体幹と前部分の体幹がスムーズに連動している。シュートの振りも速かったですね」
バルセロナでも日本でも、木場氏が発案したトレーニングを続けてきた久保。コパ・アメリカで2大会連覇王者のチリ代表を脅かしたスラロームは8年間の体幹トレーニングの賜物でもあったようだ。
「タケフサは今季Jリーグのトップレベルで違いを見せ、A代表の国際大会でも全く遜色ないプレーを見せています。すごい進化を見せてくれています。今は成長しかないですよね。今後、日本代表とレアルでどんな活躍を見せてくれるのか。全力でサポートを続けていきたいです」
南米の地で強烈なインパクトを残した18歳の教え子の躍進に、木場氏は目を細めていた。
(THE ANSWER編集部)