五輪で実施「バイアスロン」の謎、スキー×射撃の起源は? 102年前は「ミリタリーパトロール」
いろんなスポーツが行われる五輪を見ていると、それぞれの競技のルールやしきたりなど「よくよく考えると、これってなんで?」と不思議に思うことがないだろうか。スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト「THE ANSWER」はミラノ・コルティナ五輪期間中、連載「オリンピック・トリビア」を展開。スポーツ新聞社の記者として昭和・平成・令和とスポーツを40年追い続けたスペシャリスト・荻島弘一氏が、そんな今さら聞けない素朴なギモンに回答。オリンピック観戦を楽しむトリビアを提供する。第12回は「スキーと射撃を組み合わせたバイアスロンの謎」。

連載「オリンピック・トリビア」第12回
いろんなスポーツが行われる五輪を見ていると、それぞれの競技のルールやしきたりなど「よくよく考えると、これってなんで?」と不思議に思うことがないだろうか。スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト「THE ANSWER」はミラノ・コルティナ五輪期間中、連載「オリンピック・トリビア」を展開。スポーツ新聞社の記者として昭和・平成・令和とスポーツを40年追い続けたスペシャリスト・荻島弘一氏が、そんな今さら聞けない素朴なギモンに回答。オリンピック観戦を楽しむトリビアを提供する。第12回は「スキーと射撃を組み合わせたバイアスロンの謎」。
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Q.バイアスロンは、どうしてスキーと射撃なの?
A.軍事訓練で行われていたから
【解説】
バイアスロンは距離スキーをしながら射撃を行う競技。北欧の軍隊が雪上をスキーで移動しながら相手を撃つ「スキー戦」が起源と言われています。スキー兵用のトレーニングが「ミリタリーパトロール」として競技化。1924年の第1回冬季五輪シャモニー大会で行われました。
「バイアスロン」として正式に五輪競技になったのは60年のスコーバレー大会から。当時は個人20キロだけでしたが、その後リレーやスプリント(10キロ)が種目として加わり、92年アルベールビル大会からは女子種目も実施。14年からは混合リレーも仲間入りして、現在は男女11種目が行われています。
競技は周回コースで行われ、ライフルを背負って滑走しながら途中で射撃を行います。
バイアスロンの「バイ」は2つ、「アスロン」は競技。距離スキーと射撃の2つを合わせた競技という意味です。射撃では1発外すごとにペナルティがあり、個人種目の場合はタイム加算、リレーなどの場合は追加滑走が適用されます。スキーで上がった心拍数を抑え、正確に撃つことが求められます。
ちなみに「~スロン」という競技は多く、夏季大会でも実施されて有名なのはトライアスロン。スイム、バイク(自転車)、ランを一度に行う競技で、トライは3を表します。
ペンタスロンはペンタ(5)競技。陸上の五種競技もありますが、五輪で行われるのは近代五種です。射撃、フェンシング、水泳、馬術、ランニングの5種目を1人で行うもので、28年ロサンゼルス五輪からは馬術に代わって障害物レースが加わります。
(荻島 弘一 / Hirokazu Ogishima)
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