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五輪のメダル「重い」は本当? シンプルに「重量」で見ると…金は6グラム以上の規定あり

いろんなスポーツが行われる五輪を見ていると、それぞれの競技のルールやしきたりなど「よくよく考えると、これってなんで?」と不思議に思うことがないだろうか。スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト「THE ANSWER」はミラノ・コルティナ五輪期間中、連載「オリンピック・トリビア」を展開。スポーツ新聞社の記者として昭和・平成・令和とスポーツを40年追い続けたスペシャリスト・荻島弘一氏が、そんな今さら聞けない素朴なギモンに回答。オリンピック観戦を楽しむトリビアを提供する。第11回は「ミラノ五輪のメダルは重い?」。

ペアで金メダルを獲得した三浦璃来・木原龍一組【写真:ロイター】
ペアで金メダルを獲得した三浦璃来・木原龍一組【写真:ロイター】

連載「オリンピック・トリビア」第11回

 いろんなスポーツが行われる五輪を見ていると、それぞれの競技のルールやしきたりなど「よくよく考えると、これってなんで?」と不思議に思うことがないだろうか。スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト「THE ANSWER」はミラノ・コルティナ五輪期間中、連載「オリンピック・トリビア」を展開。スポーツ新聞社の記者として昭和・平成・令和とスポーツを40年追い続けたスペシャリスト・荻島弘一氏が、そんな今さら聞けない素朴なギモンに回答。オリンピック観戦を楽しむトリビアを提供する。第11回は「ミラノ五輪のメダルは重い?」。

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Q.今大会のメダルって、いつもより重いの?

A.重いのは気のせい

【解説】

 苦難の末にたどりついたメダル獲得で、多くの選手が「重たい」というメダルですが、それは気持ちの問題。実は今大会のメダルは巨大化が目立っている最近では軽い方です。

 公表されている今大会のメダルの重量は金が506グラム、銀が500グラム、銅が420グラム。2年前の夏季パリ大会が529、525、455グラムですから、軽めと言えます。夏冬通して最重量だった18年平昌大会の金586、銀580、銅493グラムと比べるとかなり小ぶりです。

 オリンピック憲章の細則によって、大きさは少なくとも直径60ミリ、厚さ3ミリと決められていますが、重さに関しては規定なし。デザインも含めて自由度が高い冬季大会のメダルは、夏季大会に比べて重くなる傾向があるようです。

 当たり前ですが、選手たちが「重い」というのは単純な重量ではなくメダル獲得までの努力や周囲の支えを思ってのもの。ただ、500グラムと言えばペットボトル1本分。これを首から下げるのですから、実際に重く感じるのは間違いないでしょうが。

 ちなみに、金メダルは純金ではなく金メッキ。規定では銀メダルの上に6グラムの金を施すことになっています。金価格が高騰する今、仮に純金だとしたら1300万円以上。6グラムなら15万円超です。もちろん、手にするまでの選手の努力に比べれば、重さも価値も大して意味はありません。選手にとっては最高に重く、価値あるメダルです。

(荻島 弘一 / Hirokazu Ogishima)

荻島 弘一

1960年生まれ。大学卒業後、日刊スポーツ新聞社に入社。スポーツ部記者としてサッカーや水泳、柔道など五輪競技を担当。同部デスク、出版社編集長を経て、06年から編集委員として現場に復帰する。山下・斉藤時代の柔道から五輪新競技のブレイキンまで、昭和、平成、令和と長年に渡って幅広くスポーツの現場を取材した。

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