オリンピック「表彰台独占」の難易度は? 夏冬合わせて日本は6回…ミラノで期待される競技も
いろんなスポーツが行われる五輪を見ていると、それぞれの競技のルールやしきたりなど「よくよく考えると、これってなんで?」と不思議に思うことがないだろうか。スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト「THE ANSWER」はミラノ・コルティナ五輪期間中、連載「オリンピック・トリビア」を展開。スポーツ新聞社の記者として昭和・平成・令和とスポーツを40年追い続けたスペシャリスト・荻島弘一氏が、そんな今さら聞けない素朴なギモンに回答。オリンピック観戦を楽しむトリビアを提供する。第7回は「表彰台独占って難しいの?」。

連載「オリンピック・トリビア」第7回
いろんなスポーツが行われる五輪を見ていると、それぞれの競技のルールやしきたりなど「よくよく考えると、これってなんで?」と不思議に思うことがないだろうか。スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト「THE ANSWER」はミラノ・コルティナ五輪期間中、連載「オリンピック・トリビア」を展開。スポーツ新聞社の記者として昭和・平成・令和とスポーツを40年追い続けたスペシャリスト・荻島弘一氏が、そんな今さら聞けない素朴なギモンに回答。オリンピック観戦を楽しむトリビアを提供する。第7回は「表彰台独占って難しいの?」。
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Q.表彰台独占って難しいの?
A.昔は多かったけど難しくなってきた
【解説】
冬季大会では、1972年札幌大会スキージャンプの「日の丸飛行隊」が必ず話題になります。スキージャンプ70メートル級(ノーマルヒル)で金、銀、銅メダルを獲得した笠谷幸雄、金野昭次、青地清二をさした言葉です。日本が冬季大会で表彰台を独占した唯一の例です。
夏季大会では、32年のロサンゼルス大会競泳100メートル背泳ぎで初めて達成。68年メキシコシティ―大会体操男子床、72年ミュンヘン大会体操男子個人総合、鉄棒、平行棒と5例。冬と合わせて計6回、3本の日の丸が揚がったのは、いずれも50年以上前の話です。
かつては五輪参加国も少なく、選手数も少なかったため表彰台の独占は珍しくありませんでした、近年は参加国が急増。さらに多くの競技が1か国あたりの出場選手数を制限するなどで「独占」は難しくなりました。
日本が得意としてきた競泳は1種目に1か国2名まで、体操も決勝進出者は1か国2名に制限されています。背景にはIOCは競技団体の「多くの国にメダルを与えたい」という思いがあります。陸上競技は今も決勝レースに1か国3人以上出場可能ですが、それでも「独占」は1大会で1、2例しかありません。
冬季競技は夏季に比べて出場国が少なく、競技レベルも偏ることが多いために近年でも表彰台の独占が少なくありません。今大会でもすでに距離スキーの女子スプリントクラシカルでスウェーデンがメダルを独占。14年ソチ大会のスピードスケートでは、オランダが実に4種目で表彰台を独占しています。
夏冬を通じて日本が最近もっとも独占に近づいたのは、20年東京大会スケートボード女子パークの金、銀、4位。今回は、同じ「横乗り」のスノーボードに表彰台独占の期待がかかっています。
(荻島 弘一 / Hirokazu Ogishima)
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