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スノボ日本メダル連発、背景に「親」の影響 悲壮感もアスリート臭もなし…根底に「遊び」見え隠れ

スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト「THE ANSWER」ではミラノ・コルティナ五輪期間中、連載「OGGIのオリンピックの沼にハマって」を展開。スポーツ新聞社の記者として昭和・平成・令和と、五輪を含めスポーツを40年追い続けた「OGGI」こと荻島弘一氏が“沼”のように深いオリンピックの魅力を独自の視点で連日発信する。第5回は、スノーボードの躍進を支える「家族」の存在について。

スノーボード女子ビッグエアで金メダルを獲得した村瀬心椛【写真:ロイター】
スノーボード女子ビッグエアで金メダルを獲得した村瀬心椛【写真:ロイター】

連載「OGGIのオリンピックの沼にハマって」第5回

 スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト「THE ANSWER」ではミラノ・コルティナ五輪期間中、連載「OGGIのオリンピックの沼にハマって」を展開。スポーツ新聞社の記者として昭和・平成・令和と、五輪を含めスポーツを40年追い続けた「OGGI」こと荻島弘一氏が“沼”のように深いオリンピックの魅力を独自の視点で連日発信する。第5回は、スノーボードの躍進を支える「家族」の存在について。

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 スノーボードの勢いが止まらない。ビッグエア男子の木村葵来に続いて女子の村瀬心椛が金メダルを獲得。男女とも出場4選手全員が決勝に残るなど、世界に強さを見せつけた。印象に残ったのは選手たちの「家族」への感謝の言葉。メダルは、支えてきた家族、親のメダルでもある。

 ほとんどの選手の競技歴は「3、4歳から」「親の影響」。親に連れられて始めた選手ばかりだ。「やらされた」とか「勧められた」とかいうのではない。家族でスノボに行きたい親に「巻き込まれた」という方が近いかもしれない。

 大けがのリスクを抱えながら苦難を乗り越えての五輪出場。それでも、最初は「親と楽しむ遊び」だったに違いない。一緒に遊びたい親に「すごいねえ」「天才だよ」とほめらることがうれしくて、はまっていく。

 大けがのリスクのある競技に命がけで取り組み、苦難を乗り越える。そういう事実はあっても、選手たちには意外なほど悲壮感はない。多くの五輪選手が放つ「アスリート臭」も感じない。根底に、幼児期の「遊び」が見え隠れする。

 最初は親のために「巻き込まれた」子どもも成長する。スノボを続け、競技者となると、今度は親が子どもを支えることになる。他の競技と違って親の負担が大きいのが、夏季大会のスケートボードやサーフィンも含めた「横乗り系」や「アーバン系」スポーツの特徴でもある。

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荻島 弘一

1960年生まれ。大学卒業後、日刊スポーツ新聞社に入社。スポーツ部記者としてサッカーや水泳、柔道など五輪競技を担当。同部デスク、出版社編集長を経て、06年から編集委員として現場に復帰する。山下・斉藤時代の柔道から五輪新競技のブレイキンまで、昭和、平成、令和と長年に渡って幅広くスポーツの現場を取材した。

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