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男子イチ押しは「青山学院っぽくない」28歳 川内優輝が見た「苦しさ知る」男の覚悟【世界陸上マラソン】

「ここ数年で一気に伸びた」近藤への期待は

 近藤は今年2月の大阪で、日本人トップの2位と快走した。2時間5分39秒は初マラソン日本最高で日本歴代5位。鮮烈な印象を残した25歳を川内はどう見ているのか。

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「近藤選手はここ数年で一気に伸びた印象がありますね」

 順大時代は4年時の22年箱根駅伝に1度出場しただけで、10区区間14位。三菱重工1年目も特筆すべき実績はなかったが、2年目の23年の全日本実業団ハーフで1時間0分32秒の好タイムをマークし、日本人トップの3位となった。

「実業団ハーフで突然、1時間0分台で走ってハーフが強いんだなと思ったら、大阪マラソンでいきなり2時間5分台で走ってしまう。勢いが凄いな、と」

 一方でキャリアが浅い懸念材料がある。「この2レースくらいしか好レースがない感じがするんですよね。ハマれば強いと思いますが、安定した実績は残せていないのかなと思っています」と川内は分析した。

 世界選手権での日本男子の入賞は13年モスクワ大会5位の中本健太郎が最後で、表彰台は05年ヘルシンキ大会銅メダルの尾方剛までさかのぼる。

 谷口浩美が金メダルを獲得した91年以来、34年ぶりの東京開催で、日本の3選手が上位進出を狙う。

(THE ANSWER編集部・杉本 亮輔 / Ryosuke Sugimoto)

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