男子イチ押しは「青山学院っぽくない」28歳 川内優輝が見た「苦しさ知る」男の覚悟【世界陸上マラソン】
陸上の世界選手権東京大会は13日に開幕した。プロランナーの川内優輝(あいおいニッセイ同和損保)が「THE ANSWER」の単独取材に応じ、男女マラソンの日本選手を徹底解説。15日号砲の男子は「青山学院っぽくない」選手に熱視線を送った。

プロランナー・川内優輝が男子日本を徹底解説
陸上の世界選手権東京大会は13日に開幕した。プロランナーの川内優輝(あいおいニッセイ同和損保)が「THE ANSWER」の単独取材に応じ、男女マラソンの日本選手を徹底解説。15日号砲の男子は「青山学院っぽくない」選手に熱視線を送った。
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日本男子は吉田祐也(GMOインターネットグループ)、近藤亮太(三菱重工)、小山直城(Honda)の布陣で世界に挑む。世界陸上に4度出場し、マラソンのキャリアが140戦を超える“百戦錬磨”の川内が注目しているのは、吉田だ。
「福岡国際で2回勝っているというのはなかなか最近の日本人ではないこと。昨年の福岡国際は圧倒的で、他の選手は気温が上がってきて結構失速していく中、ラストを上げていくような感じで大会記録で走っていますので。かなり強い走りをしている印象がありました」
吉田は福岡国際を20年に2時間7分5秒で制し、昨年は2時間5分16秒の日本歴代3位で2度目の優勝を飾った。特に昨年は圧倒的な強さで、前半よりも後半の方が速い「ネガティブスプリット」でライバルを突き放した。
青学大OBの28歳。箱根駅伝では4年時の20年に初出場し、4区区間新(当時)で総合優勝に貢献した。同じ埼玉県の高校出身、言葉をかわしたこともある川内の目に映る、吉田のキャラクターとは。
「凄く真面目で礼儀正しい印象があります。いい意味で青山学院の選手は明るいイメージがありますが、吉田選手は青山学院っぽくないというか…。インタビューを聞いていてもふざけたことを言わないですし。いや、ふざけたことを言っても別にいいんですけどね!」
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