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MLB(米大リーグ)のワイルドカードとは プレーオフの仕組みを解説

MLBのワイルドカードとは、各地区の首位以外で、プレーオフ出場権を与えられるチーム。2022年からは、各リーグ3つの枠が用意されている。各地区の首位3チームを除いて勝率が最も高い3チームがワイルドカードとしてプレーオフに出場する。

MLBのワイルドカードとは

 MLBのワイルドカードとは、各地区の首位以外で、プレーオフ出場権を与えられるチーム。2022年からは、各リーグ3つの枠が用意されている。各地区の首位3チームを除いて勝率が最も高い3チームがワイルドカードとしてプレーオフに出場する。

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 ワイルドカード制度が始まったのは1995年。本来は1994年に初めて導入される予定だったが、同年はストライキによってプレーオフ自体が中止になった。当初は各リーグ1枠のみだったが、2012年からは2枠に増加。コロナ禍で短縮シーズンとなった2020年は、各地区の2位チーム+首位と2位以外で最も勝率が高い2チームにもプレーオフ出場権が与えられた。

 ここでは、ワイルドカードを含むMLBプレーオフの仕組み、地区の仕組みを解説する。

MLBプレーオフの仕組み

 MLBプレーオフの仕組みとは、2022年以降の現行ルールでは、各地区の首位3チームに加え、ワイルドカード枠の3チームがプレーオフ出場権を得る。アメリカン・リーグ(ア・リーグ)とナショナル・リーグ(ナ・リーグ)それぞれで、ワイルドカードシリーズ、地区シリーズ、リーグ優勝決定シリーズの3つのフェーズが行われ、両リーグで勝ち上がったチーム同士がワールドシリーズで対戦する。

ワイルドカードシリーズ(Wild Card Series)

 2戦先勝制。地区首位3チームのうち勝率が最も低いチームと、ワイルドカード3チームの計4チームで行われる。

地区シリーズ(Division Series)

 3戦先勝制。ワイルドカードシリーズで勝ち上がった2チームと、地区首位3チームのうち勝率上位2チームの計4チームで行われる。

リーグ優勝決定シリーズ(League Championship Series)

 4戦先勝制。地区シリーズで勝ち上がった2チームで行われる。

ワールドシリーズ(World Series)

 4戦先勝制。両リーグの優勝決定シリーズで勝ち上がった2チームで行われる。

MLBの地区の仕組み

 MLBの地区の仕組みは、アメリカン・リーグ(ア・リーグ)15球団、ナショナル・リーグ(ナ・リーグ)15球団の2つのリーグに分かれており、それぞれがさらに3つの地区(東地区、中地区、西地区)に細分化されている。つまり、ア・リーグ東地区、ア・リーグ中地区、ア・リーグ西地区、ナ・リーグ東地区、ナ・リーグ中地区、ナ・リーグ西地区の6つの地区が存在する。各地区には5球団が所属しており、各地区で最も勝率が高いチームが「地区優勝」のタイトルを得る。

ア・リーグ東地区

オリオールズ
レイズ
ブルージェイズ
ヤンキース
レッドソックス

ア・リーグ中地区

ツインズ
ガーディアンズ
タイガース
ホワイトソックス
ロイヤルズ

ア・リーグ西地区

レンジャーズ
アストロズ
マリナーズ
エンゼルス
アスレチックス

ナ・リーグ東地区

ブレーブス
フィリーズ
マーリンズ
メッツ
ナショナルズ

ナ・リーグ中地区

ブルワーズ
レッズ
カブス
パイレーツ
カージナルス

ナ・リーグ西地区

ドジャース
ジャイアンツ
ダイヤモンドバックス
パドレス
ロッキーズ

(参照:ベースボール・リファレンス)

(THE ANSWER編集部)

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