野球のスクリューボールとは　シンカーとの違い、握り＆投げ方と軌道を解説

2023.06.22
著者 : THE ANSWER編集部

野球の用語を解説。今回は変化球・スクリューボール。

野球のスクリューボールとは

　スクリューボール（スクリュー）とは、利き腕と同じの方向に沈みながら曲がる変化球のこと。シンカーやツーシームと似た変化だが、速球系ではなく、カーブのように一度浮いてから沈むような弧を描く軌道のものを日本では特にスクリューと呼ぶことが多い。海外では日本でのシンカーをまとめてスクリューと呼ぶ。

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　日本では、右投手が投げるものがシンカー、左投手が投げるものがスクリューと区別する考えもある。人気ゲーム「実況パワフルプロ野球」でもその仕様が反映されているが、実際には誤解であるとされている。プロ野球では、中日で活躍した山本昌広がスクリューの使い手として良く知られる。

スクリューボールとシンカーの違い

　シンカーは直球の軌道から鋭く変化するのに対し、スクリューはカーブのような軌道で一度浮き上がってから落ちるものとされている。メジャーリーグでは100マイル（約161キロ）を超えるシンカーを投げる投手もおり、「ハードシンカー」などと呼ばれるが、スクリューは速球系とは緩急があることが一般的。

スクリューボールの握り＆投げ方と軌道

元アスレチックス投手で完全試合を達成しているダラス・ブレイデンがスクリューの握りを紹介している。親指と人差し指は「OK」のマークを作る時のように円を作り、人差し指と中指は間隔を開けてともに縫い目にかける。リリース時に、手首をやや外側に捻るような形で回転をかけることにより、左投手ではあるが右投手のスライダーのような回転を生むという。