野球の変化球・スプリットとは フォークとの違い、握り方を解説
野球の用語を解説。今回は変化球・スプリット。
野球の変化球・スプリットとは
スプリットとは、ホームプレート近くで落ちる球。人差し指と中指の間を裂く(split)ように挟んで投げる。英語ではスプリットフィンガード・ファストボール、スプリッターなどと呼ばれる。
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スプリットとフォークの違い
スプリットとフォークの違いは、主に球速と落ち幅にある。米国ではスプリットとフォークを区別することは少ない。多くの場合、人差し指と中指の間で挟んで投げたボールはスプリットとされる。一方、日本では、フォークと比べ球速があり、落ち幅の狭い球をスプリットと表現する場合がある。
スプリットの実際の握りと軌道
前述の通り、スプリットは人差し指と中指の間にボールを挟んで投げる。エンゼルスの大谷翔平投手は米誌「タイム」のインタビューでスプリットの握りを披露。縫い目に合わせるように握っている。
【大谷翔平が投げたスプリットの実際の映像はこちら】
MLBで高い三振率を誇るケビン・ゴーズマンのスプリット。人差し指はボールの横に添えるような形で、中指は縫い目に沿ってやや中央寄りに置き、薬指も中指にピッタリつけている。ブルージェイズ球団公式YouTubeでは、中指でリリースするのだと説明している。バッターの手元で落ちる軌道だ。
(THE ANSWER編集部)