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フィギュア選手もリンクは寒い? 必需品はティッシュ、女子は「柔らかめ」を好むワケ

海外になると会場内の環境も異なり、リンクの気温はさまざまだ【写真:荒川祐史】
海外になると会場内の環境も異なり、リンクの気温はさまざまだ【写真:荒川祐史】

選手の対策もさまざま、ティッシュは柔らかめが最適?

 万全の演技をするため、選手の寒さ対策もさまざま。

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「私はカイロを常備し、ウォーミングアップ中も手袋をして過ごしました。カイロは上着のポケットに2つ入れ、ずっと握りしめます。手先が冷えると本当に動けず、ジャンプで大切な手を締める空中動作ができない。もう一つ、寒い場所で運動をすると鼻水が出やすく、ティッシュが必需品。女子選手は硬めの紙では鼻周りの化粧が落ちてしまう。私は柔らかめを愛用し、極力かまないように努力していました」

 海外になると会場内の環境も異なり、寒さの体感も変わる。

「外気温に比例して寒くなることが多いのですが、ハルビンや長州などの会場で滑った中国はより寒かった印象があります。その時は衣装を長袖に変えることもありました。ただ、今大会の会場・首都体育館はISU(国際スケート連盟)が管理のもと、温度設定はしっかりとされていると思います。選手たちは通常の国際大会と変わらない体感で臨めると信じています」

 テレビで見ていると、感じることのできないリンクの気温。選手たちは万全の演技をするため、入念な調整も求められている。

(THE ANSWER編集部)

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中野 友加里

THE ANSWERスペシャリスト フィギュアスケート解説者

1985年8月25日生まれ。愛知県出身。3歳からスケートを始める。現役時代は女子史上3人目の3回転アクセル成功。スピンを得意として国際的に高い評価を受け、「世界一のドーナツスピン」とも言われた。05年NHK杯優勝、GPファイナル3位、08年世界選手権4位など国際舞台でも活躍。全日本選手権は表彰台を3度経験。10年に現役引退後、フジテレビに入社。スポーツ番組のディレクターとして数々の競技を取材し、19年3月に退社。現在は講演活動を行うほか、審判員としても活動。15年に一般男性と結婚し、2児の母。YouTubeチャンネル「フィギュアスケーター中野友加里チャンネル」も人気を集めている。

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