羽生結弦が一番成功に近づいた4回転半 本田武史の分析「足りなかったものは日数だけ」
フィギュアスケートを始めたいと思った子供たちへ
最後に。今大会の戦いを見て、フィギュアスケートを始めたいと思った子供たちが多くいると思います。
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日本のスケートの環境は本場の北米と比べたら、リンクの数を含めて敵いません。その中でも鍵山選手、宇野選手、羽生選手のように五輪でメダルを獲れる選手たちが集まっている。大和魂ではないですが、そういった日本人らしい精神は絶対に大きな武器になります。
もちろん、誰かに憧れてスケートを始めることも大事ですが、私はそれ以上に、まず氷に乗ってみて「スケートが楽しい」「スケートが好き」という気持ちを大切にスタートしてほしい。この競技が面白いのは、ジャンプやスピンの種類が多く、達成できる要素も多いこと。
達成感を日々味わうことができるスポーツ。まずは1回転から始まり、挑戦を繰り返しながら、2回転、3回転と一つずつ、成長していくことを実感できます。まずは氷と触れ合ってみて、スケート、ジャンプ、スピンの楽しさを味わってみてほしい。
その想いの先に、選手を目指したい、五輪を目指したいと、未来のスケーターが一人でも多く生まれることを願っています。
(THE ANSWER編集部・神原 英彰 / Hideaki Kanbara)