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錦織、復活への道着々 ポイントは「サーブのモデルチェンジ」 専門家が分析

テニス男子シングルスの世界ランク27位の錦織圭(日清食品)は昨年8月に右手首を故障し、シーズンの後半戦を欠場した。今年1月の復帰戦、ニューポートビーチ・チャレンジャーでは初戦敗退となったが、2戦目のRBCテニスチャンピオンシップス・オブ・ダラスで見事に優勝を果たした。

錦織圭【写真:Getty Images】
錦織圭【写真:Getty Images】

復帰2戦目で優勝、錦織らしさが戻ってきた

 テニス男子シングルスの世界ランク27位の錦織圭(日清食品)は昨年8月に右手首を故障し、シーズンの後半戦を欠場した。今年1月の復帰戦、ニューポートビーチ・チャレンジャーでは初戦敗退となったが、2戦目のRBCテニスチャンピオンシップス・オブ・ダラスで見事に優勝を果たした。

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 下部大会とは言え、実戦復帰から2週間で頂点に立った。世界ランク4位にまで上り詰めた錦織は、どこまで復調したのだろうか。プロテニス選手の綿貫敬介が現状を分析した。

「チャレンジャーは錦織選手にとっては故障明けの状況だとしても下位のレベルです。それでも、ニューポートビーチでの初戦、ノビコフ戦では珍しく緊張していたように見えました。ボール勘や試合勘の問題から、ショットの質も本来のものではありませんでした。ですが、ダラスで試合を重ねるにつれて、試合中に錦織選手らしいショットが戻ってきた印象を受けました」

 ニューポートビーチでの復帰初戦は約半年ぶりの公式戦でブランクは隠し切れなかった。ショットも精彩を欠くものだったが、ダラスで5試合をこなしたことで、本来の錦織らしさが散見されるようになったという。

 そして、ダラスでは課題の克服に取り組んだ成果も見えたようだ。

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綿貫 敬介

 明治安田生命所属 世界ATPランキング1525位(2017年9月時点)。

 埼玉県春日部市のグローバル・プロ・テニス・アカデミーの常任コーチを務めながら、世界ジュニアランキング2位の弟・陽介のツアーコーチも兼務。ジュニア時代には世界ランク5位のミロシュ・ラオニッチ(カナダ)ら実力者と対戦した経歴を持つ。

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