アジアカップ決勝「カタールびいき疑惑」 中国人主審に韓国メディア厳しい視線、尾を引くGLの因縁
サッカーのアジアカップ(杯)は10日(日本時間11日)に決勝を行い、開催国のカタールが3-1でヨルダンを下して連覇を達成した。3度のPKのチャンスをいずれもアクラム・アフィフが得点に結び付けての勝利。ただ韓国のメディアからは、中国人主審に疑惑の目が向けられている。「カタールびいき疑惑」として、判定が偏っていたのではないかと報じた。
決勝戦はグループリーグで韓国にカード5枚の馬寧氏が主審
サッカーのアジアカップ(杯)は10日(日本時間11日)に決勝を行い、開催国のカタールが3-1でヨルダンを下して連覇を達成した。3度のPKのチャンスをいずれもアクラム・アフィフが得点に結び付けての勝利。ただ韓国のメディアからは、中国人主審に疑惑の目が向けられている。「カタールびいき疑惑」として、判定が偏っていたのではないかと報じた。
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韓国紙「イルガンスポーツ」が「カタールびいき疑惑…中国の馬寧審判、ヨルダンにのみイエローカード」という記事で伝えている。試合の前半を評して「全体的に滑らかな試合運営を披露したが、カタール選手には45分間カードを取り出さなかった」とした。
なぜ馬寧主審が韓国でこれだけ話題になるかと言えば、発端はグループリーグ(GL)にあった。「韓国とバーレーンのグループリーグ第1戦でイエローカード5枚を取り出した人物だ。韓国選手だけに目立って厳しくカードを取り出し話題となった」と記事では指摘している。馬寧主審は中国人として初めてアジア杯の決勝の主審を務めた。
この日の判定についても「ヨルダンとカタールは前半を通じ、それぞれ7つずつのファウルを犯したが、馬寧主審はカタールの選手たちには1枚のカードも出さなかった」と公平性に疑問を呈している。また韓国メディア「イーデイリー」も「馬寧主審はこの日もヨルダン選手にカード4枚を出して試合の流れに決定的な影響を及ぼした」と伝えた。
カタールの得点は全てPKで挙げたもの。前半20分、左サイドから敵陣ペナルティエリアに侵入したアフィフが倒され、PKを獲得すると自らゴールも決めた。後半22分にヨルダンのヤザン・アル・ナイマトが同点ゴールを決めたものの、同26分にはカタールのイスマエール・マハマドが相手にペナルティエリアで倒された場面にVARが介入。結果カタールにこの日2本目のPKが与えられた。これをアフィフが冷静に決めて勝ち越した。
さらに13分が提示された後半のアディショナルタイム、4分過ぎにアフィフがまたもPKを獲得。ヨルダンのディフェンスライン裏へ抜けたボールをエリア内へ持ち込んだところでGKと交錯し倒された。この好機を自身で決め、ハットトリックまで達成した。
日本代表は8強、韓国代表は4強で敗れ、東アジア勢は決勝に残ることもできなかった今大会。韓国では最後まで釈然としない空気が流れているようだ。
(THE ANSWER編集部)