アジア杯で勝てない韓国、優勝2回はともに出場4か国の黎明期で「64年間無冠」 正念場で迎える大会
1956年に創設され、今回で18回目を迎えるサッカー・アジアカップ。アジアの頂点を懸けて行われる大会では、これまで数多くの激戦が繰り広げられてきた。史上最多5度目の優勝を目指す日本は14日のベトナム戦で苦しみながらも4-2で白星発進。一方、W杯の常連でもある韓国は15日にバーレーンとの初戦を迎える。古くから日本の最大のライバルと言われながらも、アジア杯においては「64年間無冠」。意外な成績の裏側に迫った。
アジアカップの歴史を紐解く
1956年に創設され、今回で18回目を迎えるサッカー・アジアカップ。アジアの頂点を懸けて行われる大会では、これまで数多くの激戦が繰り広げられてきた。史上最多5度目の優勝を目指す日本は14日のベトナム戦で苦しみながらも4-2で白星発進。一方、W杯の常連でもある韓国は15日にバーレーンとの初戦を迎える。古くから日本の最大のライバルと言われながらも、アジア杯においては「64年間無冠」。意外な成績の裏側に迫った。
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アジア最強の座をかけて、各国が威信をかけて挑むアジア杯。日本はホスト国だった1992年広島大会で初優勝し、以後も2000年レバノン大会、2004年中国大会、2011年カタール大会を制して、大会最多4度の優勝を誇る。一方、韓国はアジア杯では結果が出ていない。2度の優勝は大会創設当初の第1回と第2回。いずれも本大会出場国は4か国という黎明期の大会だった。
1980年以前は学生主体のチームで臨んでいただけにやむを得ない結果だったが、Kリーグ創設後の1984年シンガポール大会からはプロ選手でチームを編成。それでも頂点には手が届かず、アジア王者の称号は日本やサウジアラビア、イラクに譲る形となっていた。
最も頂点に近づいたとされるのが2015年オーストラリア大会。日本が準々決勝でUAEにPK戦の末に敗退した大会で、韓国は1次リーグ3試合と準々決勝ウズベキスタン戦、準決勝イラク戦と5試合すべて無失点で勝利し、決勝に進出した。キ・ソンヨン主将のもと、海外で活躍するFWソン・フンミン、DFチャ・ドゥリ、ク・ジャチョルを擁し、GKキム・ジンヒョン、DFキム・ヨンゴン、MFチャン・ヒョンス、MFパク・チュホ、FWチョ・ヨンチョル、DFキム・ミヌら日本でプレー経験がある実力者を揃えて「最強チーム」の呼び声も高かった。
しかし、決勝では開催国のオーストラリアを相手に前半終了間際に今大会初失点。後半アディショナルタイムにソン・フンミンの同点ゴールで延長戦に持ち込む執念を見せたが、延長前半終了間際に失点してタイトル奪回はお預けとなった。
W杯出場11回で最高成績は4位、U-23代表で臨んだ2012年ロンドン五輪では銅メダルなど国際舞台で存在感を示すも、アジア王者の称号からは遠ざかる韓国。今回のアジア杯で新たな歴史を作ることはできるか。
(THE ANSWER編集部)