長嶺 真輝の記事一覧
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地方に「夢のアリーナ」を根付かせる活用術 負の遺産にさせない…沖縄バスケ界のユニークな有益モデルとは
2025.11.18学生バスケットボールの試合がプロさながらの熱気に包まれた。10月18、19の両日、沖縄サントリーアリーナで開催された「第4回沖縄アリーナカップ」のことだ。沖縄の小中高、社会人の県大会決勝をまとめて行うユニークな形式の大会である。特に中高の男女決勝が行われた2日目は、一日で6863人もの観客が来場。しかも、有料開催というから驚きだ。この数字は、同日に全国各地で行われたBリーグ1部(B1)のレギュラーシーズン13試合と照らし合わせても上から3番目の規模だった。開催の狙いや運営ノウハウ、イベント収益の使い道からは、地域創生への貢献が重要なテーマである「夢のアリーナ」の有益な活用術が垣間見える。
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比江島慎が示す「Bリーグ代表」の覚悟 EASL参戦中、台湾で吐露した想い「レベルの高さを証明したい」
2025.10.15Bリーグはレベルが高いリーグであることを証明したい――。この力強い言葉が、これほど似合う選手は多くはない。長年、日本バスケットボール界の顔役を張り続ける宇都宮ブレックスのエース、比江島慎だ。10月8日に台湾であった東アジアスーパーリーグ(EASL)の開幕戦を終えた後、現地メディアが大半を占める記者会見で口にした。今年はBリーグ代表としてクラブの国際大会に出場する機会が増える中、リーグを背負う存在としての覚悟が垣間見える。
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甲子園決勝中に沖縄で“異変” 街から人が、国道58号から車が消える…店は“試合中休業”の貼り紙
2025.08.23第107回全国高校野球選手権大会は23日、兵庫県の阪神甲子園球場で決勝を行い、沖縄尚学が3-1で日大三を下し、夏の甲子園で初優勝を達成した。春のセンバツを含めると、日本一は通算3度目。沖縄勢の夏の甲子園優勝は興南が春夏連覇を達成した2010年以来、15年ぶり2度目の快挙となる。熱戦が展開された2時間2分の間、沖縄の街中からは人と車が激減。場所によっては「消えた」と感じるほど。対照的に、パブリックビューイングが実施された商店街や沖縄尚学の校舎内は興奮の渦に包まれた。
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熱戦甲子園の裏で…7日間の“夏の続き” プロ注目投手ら引退後の3年生集結、高校野球を「終わりにする」新たな選択肢
2025.08.21夏の甲子園で連日、熱戦が繰り広げられている。第107回全国高校野球選手権の地方大会に参加した3680校のうち、聖地に辿り着いたのは、ほんの一握りの49校のみ。一足先に夏を終えた球児たち――特に部活動を引退した3年生は、さまざまな思いを抱えているはず。甲子園に届かなかった悔しさを抱える者、進路に迷う者、野球への情熱に区切りを付けたい者。岐路に立つ球児たちの次なる一歩を後押ししようと、実戦の場とキャリア支援を両立した新たな催しが始まった。「アスリートのオープンキャンパス」と題し、8月2~8日に沖縄県で開かれた「ジャパンサマーリーグ2025」である。(取材・文=長嶺 真輝)
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Bリーグを駆け巡った驚きのニュース トップチーム率いて20年、ベテラン名将が異例「U18ユース」HCを選んだワケ
2025.07.31Bリーグ界に驚きのニュースが駆け巡った。今月、旧bjリーグとBリーグで20年に渡ってトップチームを率いてきたベテランヘッドコーチ(HC)の浜口炎氏が、B1の強豪である琉球ゴールデンキングスのユースチーム「キングスU18」のHCに就任したのだ。ユースカテゴリーの整備が発展途上にあるBリーグにおいては、一線で指揮を執ってきた指導者がユースに移るのは極めて稀なケースである。55歳。コーチとして脂の乗り切った時期に、なぜ新たな挑戦の場にU18年代を選んだのか。沖縄に居を移したばかりの浜口氏にインタビューした。
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「町田ゼルビアのような…」 日本一14回、高校名将を国内最高峰リーグの監督に招聘した2つの意図――リーグH・琉球コラソン
2025.07.16沖縄県を本拠地とするハンドボール「リーグH」男子の琉球コラソンが6月末、2025-26シーズンに向けて新監督の就任を発表した。名門・興南高校で約40年に渡って監督を務め、全国優勝を14回成し遂げた黒島宣昭氏だ。リーグH初年度の昨季は4勝21敗1分で14チーム中12位となり、日本リーグ(JHL)最終年度だった前期と同じ勝ち星数で低迷が続くコラソン。浮上に向けて高校カテゴリーの名将に指揮を託したのには、二つの意図がある。キーワードは「学生みたいなチーム」と「教え子の回帰」だ。
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韓国も「嫉妬しないと言ったら嘘に」 アジア市場で台頭、Bリーグで覚醒した日本バスケにEASLも熱視線
2025.03.22アジアのバスケットボール市場における日本の台頭が止まらない。3月7~9日にマカオで行われたクラブの国際大会「東アジアスーパーリーグ(EASL)」のプレーオフ・ファイナル4で広島ドラゴンフライズが初優勝を飾り、昨年の千葉ジェッツに続いてBリーグ勢が2連覇を果たした。日本バスケは競技レベルはもちろんのこと、ビジネス面での伸長も著しく、その成長ぶりは予選リーグで来日した韓国の選手が「嫉妬しないと言ったら嘘になる」と口にしたほど。大会規模のさらなる拡大をもくろむEASLも、成長戦略の中で日本を重要なマーケットに位置付けている。
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弱小校と新設校で…超難題「3年で甲子園出場」2度達成 センバツ話題校・エナジック監督の信条は「時にはホラ吹きも…」
2025.01.253年で甲子園に出場する――。弱小校や新設校において、新監督が着任早々にそんな目標を掲げたとして、どれだけの選手が真に受けるだろうか。絵空事のように感じる人も少なくないだろう。しかし、この「超」が付くほどの難題を2度に渡ってクリアしてしまった指揮官がいる。1月24日に開かれた第97回選抜高校野球の選考委員会で、九州地区から選出された私立エナジックスポーツ(沖縄)の神谷嘉宗監督だ。(取材・文=長嶺 真輝)
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話題の“謎高校”が甲子園初出場に涙 「創部3年で甲子園」成就、急成長のエナジックスポーツとは
2025.01.24第97回選抜高校野球大会に出場する32校を決める選考委員会が24日、大阪市内で開催され、ノーサイン野球を武器に初出場の秋季九州大会で準優勝を果たしたエナジックスポーツ(沖縄)が選出された。春夏を通じて初の甲子園出場となる。2022年4月に創部したばかり。ノーサイン野球を武器に一気に沖縄の強豪へとのし上がり、「謎の高校」として全国から注目を集めた。破竹の勢いは止まることを知らず、立ち上げ当初に掲げた「創部から3年で甲子園に出場する」という極めてハードルの高い目標を実現した。
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箱根駅伝で台頭、沖縄県にさらなる後押し 高校野球で一躍脚光の私学「エナジック」が“駅伝部”新設
2025.01.02沖縄の亜熱帯気候に適したトレーニング方法を模索し、名護高校の陸上女子駅伝部で結果を残した大城昭子さん。2014年に自身の母校である北山高校に赴任すると、男子の指導も始めた。そして2019年、後に沖縄の男子駅伝の歴史を塗り替えることになる上原琉翔や嘉数純平ら“黄金世代”が入学してきた。(前後編の後編、「箱根駅伝に異変 “長距離不毛の地”沖縄ランナーが躍進、環境不利な南国で何が…変革を牽引した2人の存在」から続く、取材・文=長嶺 真輝)
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箱根駅伝に異変 “長距離不毛の地”沖縄ランナーが躍進、環境不利な南国で何が…変革を牽引した2人の存在
2025.01.02高校や都道府県対抗の陸上全国駅伝は40番台が定位置、個人でも目ぼしいランナーはピンとこない――。そんな「長距離不毛の地」だった沖縄が、変わりつつある。大学スポーツの花形である東京箱根間往復大学駅伝(箱根駅伝)に出走した沖縄県勢は、これまで十数人にとどまるが、今回の第101回大会にエントリーした選手は6人。史上6校目となる3冠達成を狙う國學院大学で主力を担う上原琉翔(3年、北山高校出身)を筆頭に、力のあるランナーがポツポツと現れてきた。育成環境としては不利とされてきた暑さの厳しい南国の離島県で、何が起きているのか。変革をけん引してきた北山高校前監督の大城昭子さん(61)、陸上クラブ「なんじぃAC」の創設者である濱崎達規さん(36)に話を聞いた。(前後編の前編、取材・文=長嶺 真輝)
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ファン騒然の“謎高校”から支配下指名 たった創部3年で誕生「しかも1期生で…」プロ野球で校名を全国区に
2024.10.24「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」が24日に行われ、ノーサイン野球を武器に今夏の沖縄大会で準優勝まで駆け上がり、「謎の高校」として話題を呼んだエナジックスポーツ(沖縄)の龍山暖捕手が、西武から6位指名を受けた。同校はまだ創部3年目で、龍山は1期生の一人。1年生15人のみから始まったチームが、最短期間で初のドラフト指名選手を生み出した。
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沖縄尚学にコールド勝ちの旋風 創部3年、新鋭校エナジックがノーサイン野球で8強 指揮官「今日は完璧」【高校野球】
2024.07.13第106回全国高校野球選手権の沖縄大会は13日、沖縄市のコザしんきんスタジアムなどで3回戦を行い、春王者で第1シードのエナジックスポーツが、昨夏の甲子園ベスト8の沖縄尚学に7-0でコールド勝ちを収めた。機動力を重視したノーサイン野球を存分に発揮し、8強に進出。初の甲子園にぐっと近付いた。創部3年目の新鋭校による快進撃が止まらない。
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沖縄球界に異変起こした謎の高校 興南・沖縄尚学の2強破って創部3年目で県王者「エナジックスポーツ」とは
2024.07.02海を越え、甲子園から沖縄に大優勝旗を持ち帰った高校は2校しかいない。私立の沖縄尚学と興南だ。沖縄の高校野球界は近年もこの両雄が軸だが、この春、そこに割って入る異色のチームが現れた。同じく私立の「エナジックスポーツ高等学院」(以下、エナジック)である。まだ創部3年目ながら、機動力を重視した「ノーサイン野球」を武器に春の県大会で沖縄尚学や興南を打ち破り、頂点をかっさらった。やけにカタカナが目に付く長い校名、新興チームがあうんの呼吸で見せる縦横無尽の攻撃――。謎めいた高校の正体を紐解く。
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バスケ界の“リアル・宮城リョータ”が渡米へ スラムダンクの経歴辿る日本一高校PGがNCAA強豪目指す
2024.03.192022年12月に公開され、大反響を巻き起こしたバスケットボール映画「THE FIRST SLAM DUNK」。主人公として描かれたポイントガード(PG)の宮城リョータは沖縄県の田舎村で生まれ育ち、神奈川県の湘北高校で全国大会に出場した。そして、本作のラストではアメリカ留学に挑戦中と見られるシーンも描かれた。その経歴を現実世界で辿る選手がいる。リョータと同じ沖縄県の出身で、昨年末の全国高校選手権大会(ウインターカップ)で福岡第一高をエースとして4年ぶり5度目の優勝に導いたPG崎濱秀斗である。漫画「SLAM DUNK」の作者である井上雄彦氏らが設立した「スラムダンク奨学金」の奨学生として、3月下旬に渡米する。
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箱根駅伝が放送されない沖縄で活況 離島の大学駅伝に東急&三菱地所ら著名企業が協賛するワケ
2024.03.05昨年の第3回大会から規模が拡大し、強豪大学も参戦している宮古島駅伝。報知新聞社の実行委員会入りが最大の要因だが、そもそもなぜ参画するようになったのか。
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今年は國学院大が完全制覇、箱根ランナーが走る沖縄の大学駅伝とは 駅伝が叶える“島おこし”
2024.03.05沖縄本島から海を挟んで南西に約300kmの場所に位置する宮古島。「ミヤコブルー」とも称される美しい海に囲まれた国内有数の観光地であるこの島で、毎年2月に大学駅伝の大会が開かれていることをご存知だろうか。大会は宮古島市陸上競技場を発着点に島内5区間、総距離100.5kmのロングコースを駆ける「宮古島大学駅伝ワイドー・ズミ」(以下、宮古島駅伝)。昨年の第3回から強豪大学も参戦するようになり、2月11日に開かれた第4回大会は、今年の第100回箱根駅伝で5位に入った國學院大が優勝を飾った。駅伝というコンテンツを使った“島おこし”を掲げる事務局は「大会を通じて宮古島を『ランナーズパラダイス』にしたい」と意気込んでいる。
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