THE ANSWER編集部・山野邊 佳穂の記事一覧
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「江ノ電愛」貫く七里ガ浜ナインが駆けた夏 走る電車と集合写真で話題に…歴史を変えた6年ぶり1勝
2024.07.12第106回全国高校野球選手権の神奈川大会は11日、サーティーフォー相模原などで2回戦を行い、七里ガ浜は新羽に8-15で7回コールド負けを喫した。ただスタンドを沸かせたのは、2度に渡って追いつく粘りの野球だ。学校のすぐ脇に広がる大海原と、江ノ電を愛する青いユニホームのナインはこの夏、2018年の南神奈川大会以来、6年ぶりとなる夏1勝を挙げ、チームの歴史に名を刻んだ。
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金井のエース・廣瀬優希は「野球とギャグの二刀流」 友も認める二つの顔、2回9失点の屈辱で変身
2024.07.11第106回全国高校野球選手権の神奈川大会は10日、横須賀スタジアムなどで2回戦を行い、金井が7-2で横浜翠嵐を下して3回戦に進んだ。7日の1回戦に続き先発を任されたのは、右腕エースの廣瀬優希投手(3年)だ。初回に2失点するも、続く4イニングは0で抑え、5回2失点でリリーフにつなげた。2回9失点という悔しさを味わった昨夏から筋トレに励み、大幅に球速がアップ。「注目されるのは好き」と話す背番号「1」は、鎌倉学園との3回戦でも勝利を誓った。
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県立の雄、相模原が再び知った夏の怖さ 横浜撃破を知るOBコーチ、涙のナインに引き継ぐ魂「だから残っている」
2024.07.11第106回全国高校野球選手権の神奈川大会は10日、横須賀スタジアムなどで2回戦を行い、相模原は横浜立野に延長10回タイブレークの末に6-7で敗れ、初戦で姿を消した。同校は2019年夏にノーシードから勝ち上がり、準々決勝で横浜を倒すという大番狂わせを演じている。当時1年生でベンチ入りしていた白井助(たすく)さんは、法大進学後も外部コーチとして後輩を指導。悔しさで泣き崩れたナインに伝えたい思いがある。
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超効率練習が生んだ9回7得点の逆転劇 唯一2年生スタメン、松陽・山本樹が「人生で一番」の決勝打
2024.07.10第106回全国高校野球選手権・神奈川大会は9日、サーティーフォー相模原球場で2回戦を行い、松陽が8-3で東に勝利、昨夏に続き3回戦に進出した。1-3で迎えた9回に、一挙7点を奪って大逆転。「1番・遊撃」で出場し、決勝の3点二塁打を放った山本樹は唯一の2年生スタメン。3年生との夏を先につなぐ逆転打の裏には、日ごろから取り組む“超効率練習”があった。
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女性球審は看護師との“二刀流” 激務でもやめられない高校野球審判の魅力「いつかは甲子園に…」
2024.07.10第106回全国高校野球選手権・神奈川大会は9日、サーティーフォー相模原球場で2回戦を行った。春の県大会を制した武相と海老名が戦った第1試合で球審を務めたのが岩男香澄さんだ。自らもかつては女子野球の選手だった。高校2年時に蒲田女子高で全国制覇を果たし、現在は看護師として働く31歳がどのようにして高校野球の審判員になったのか。球児に最も近い位置にいるからこそ感じる、高校野球の“魅力”も聞いた。
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「鼻が曲がって頬が折れたくらい」 顔面3か所骨折の武相・森山惇がド根性2発 56年ぶり甲子園へ景気づけ
2024.07.10第106回全国高校野球選手権の神奈川大会は9日、サーティーフォー相模原球場などで2回戦を行った。春の県大会を42年ぶりに制した武相は夏初戦、11-1で海老名に6回コールド勝ちを収めた。この中で2本塁打、6打点の大暴れを見せたのが「7番・左翼」で先発出場した森山惇(2年)だ。日焼けした顔に白いフェースガードが目立つ大砲が、1968年以来実に56年ぶりの夏の甲子園を目指すチームを勢いづけた。
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川崎北に勝利呼んだ“7人の女子マネ” 算出してきた貢献ポイントでナイン進化「100点満点」
2024.07.09第106回全国高校野球選手権・神奈川大会は8日、川崎市の等々力球場で1回戦を行い、川崎北が3-1で川崎工科に競り勝った。同校の女子マネジャーは実に7人を数える。3年生の2人を中心に、昨秋から取り組み始めた「攻撃貢献ポイント」が、この1勝に一役買った。8回に2点をもぎ取り、接戦を制したナインには「100点満点」と規格外のポイントを贈り、大喜びだ。
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“TWICEバッテリー”が呼んだ14年ぶり夏1勝 横浜立野の丸山真翔&鎌倉恵汰が呼吸ぴったりの深いワケ
2024.07.08第106回全国高校野球選手権の神奈川大会は7日、大和市の大和スタジアムで1回戦を行い、横浜立野が5-1で大和西に勝利。2010年以来14年ぶりの“夏1勝”を挙げた。勝利の立役者は、小学生から一緒にプレーしてきた丸山真翔と鎌倉恵汰のバッテリー。韓国の9人組ガールズグループ「TWICE」が好きと、趣味まで一緒の2人はピッタリの呼吸で何度もピンチをしのいだ。
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30個の“大谷翔平グラブ”を有効活用 海老名ナインがイベント大成功で感じる効果「バラバラだと…」
2024.07.08第106回全国高校野球選手権の神奈川大会は7日、大和市の大和スタジアムで1回戦を行い、海老名は15-5で横浜緑園・横浜旭陵の連合チームに5回コールド勝ち。第1シードの武相が待つ9日の2回戦にコマを進めた。海老名は5月に「大谷翔平選手からのグローブで野球しようぜ!」と題した野球体験会を開催。大谷のグラブ30個を活用したイベントを大成功に導いたことで、チームにも有形無形の効果があったという。
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「ずっと好きだから」3年生15人の思いを乗せた76秒間 川崎北の佃陵汰が選手宣誓で貫いた“野球愛”
2024.07.06第106回全国高校野球選手権・神奈川大会の開会式が5日、横浜スタジアムで行われた。出場168チームの選手が行進したのち、選手宣誓を務めたのは川崎北の佃陵汰主将(3年)。部員15人の思いを乗せて選んだ「ずっと好きだから」という言葉を、猛暑の青空に響かせた。1回戦は7日から行われる。
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フォロワー倍増の23歳、一度はゴルフを辞めた政田夢乃の5年間 単身千葉から再起「全部が辛かった」
2024.07.03女子ゴルフの国内ツアー・ミネベアミツミレディスが4日から4日間、北海道・真駒内CC空沼C(6667ヤード、パー72)で行われる。ルーキーの政田夢乃(なないろ生命)は、第1回リランキングで30位となり、出場権を獲得した後半戦で2戦連続の決勝ラウンド進出を果たすなど奮闘中。5度目のプロテストで合格した苦労人が「全部辛かった」と振り返る5年間について聞いた。
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初V・桑木志帆と歩き続けた66歳父の献身 脳梗塞で倒れ、痛み止めを飲み…記し続けた水色ノート
2024.07.01女子ゴルフの国内ツアー・資生堂レディスは30日、神奈川・戸塚CC西C(6697ヤード、パー72)で最終日が開催された。1打差2位で出た桑木志帆(大和ハウス工業)が4バーディー、1ボギーの69で回り、通算11アンダー。ツアー初優勝を挙げた。悲願達成の裏には、毎試合18ホールを歩く父・正利さんの存在がある。「一番の味方」と語る2人は、ともに歩き続けてこの日を迎えた。(取材・文=THE ANSWER編集部・山野邊 佳穂)
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女子ゴルフで1年越しのドラマ完結 V逸で号泣→同じ場所で初優勝、桑木志帆が流した全く違う涙
2024.06.30女子ゴルフの国内ツアー・資生堂レディスは30日、神奈川・戸塚CC西C(6697ヤード、パー72)で最終日が開催された。1打差2位で出た桑木志帆(大和ハウス工業)が4バーディー、1ボギーの69で回り、通算11アンダー。悲願のツアー初優勝を挙げた。1年前にプレーオフの末に敗れ、初優勝を逃した悔しい記憶のある大会。当時の自身と重ね合わせてラウンドした最終日で雪辱を果たし、成長を示した。
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2位で高額2640万円獲得に「こんなにお金もらうのは…」 安田祐香、悲願の初優勝に2週連続射程圏
2024.06.30女子ゴルフの国内ツアー・資生堂レディス第3日が29日、神奈川・戸塚CC西Cで開催された。前日28日に降雨で中止になった第2ラウンド(R)を実施(大会は54ホール)。17位で出たツアー未勝利の安田祐香(NEC)は5バーディー、1ボギーの68で回り、通算6アンダーで6位タイに浮上した。前週のアース・モンダミンカップは自己最高に並ぶ2位。パットに自信を得た23歳が初優勝へ好位置につけた。
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国内女子ゴルフは短縮54H決着へ 首位・桑木志帆は初Vへ前向き「ゆっくり休める」「ネイル行きます」
2024.06.28女子ゴルフの国内ツアー・資生堂レディス(神奈川・戸塚CC西C)は28日、第2ラウンドが行われる予定だったが、荒天のため午前9時30分に競技中止が発表された。初日を終えて単独首位に経っていた桑木志帆(大和ハウス工業)が取材に応じ、「ガツガツいきます」と第3日以降へ意気込んだ。
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23歳ルーキー政田夢乃が2アンダー発進 道産子でも「寒い方が苦手」 夏の神奈川でさらに飛躍へ
2024.06.27女子ゴルフの国内ツアー・資生堂レディスが27日、神奈川・戸塚CC西C(6697ヤード、パー72)で開幕し、ルーキーの23歳・政田夢乃(なないろ生命)が4バーディー、2ボギーの70で回り、2アンダーの17位で初日を終えた。1回目のリランキングで30位となり、後半戦の出場権を獲得。「ゴルフがたくさんできるのが嬉しい」と笑顔を見せた。
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大号泣のPO敗退から1年、桑木志帆「65」で単独首位発進 苦い記憶ある18番「絶対取りたかった」
2024.06.27女子ゴルフの国内ツアー・資生堂レディスが27日、神奈川・戸塚CC西C(6697ヤード、パー72)で開幕し、ツアー未勝利の桑木志帆(大和ハウス工業)が7バーディー、ノーボギーの65で回り、7アンダーで単独首位発進した。前年はプレーオフ(PO)の末に初優勝を逃した大会。この日はPOでも使用された最終18番でバーディーを奪い「絶対に取りたかった」と話した。
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「ホテルにゴルフを持ち込まなくなった」 横峯さくら8位発進、共に転戦する3歳息子の成長を力に
2024.06.27女子ゴルフの国内ツアー・資生堂レディスが27日、神奈川・戸塚CC西C(6697ヤード、パー72)で開幕し、ツアー通算23勝の38歳・横峯さくら(エプソン)が3バーディー、ノーボギーの69で回り、3アンダーの8位と好発進した。好調の要因を「ゴルフをホテルに持ち込まなくなった」と明かし、3歳の長男の成長を力に変えている。
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