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入江ら出場の背泳ぎで前代未聞の事態、スタート姿勢の補助器具の使用を急遽取りやめ

世界水泳(韓国・光州、テレビ朝日系で独占中継)の競泳が21日に開幕した。第2日(22日)の男子100メートル背泳ぎでは、スタート台の不具合によってスタートに手間取る選手が続出。予選では再計測する選手が2人も出て、さらに準決勝が当初の16人から18人に拡大して行われることが決定するなどドタバタ劇が繰り広げられているが、さらに異例の決定が下された。22日の夜に行われる準決勝に関しては、問題となっている器具を使わないことを、大会側が各国に通達。大会中に競技形式が変更されるという前代未聞の事態となった。

入江陵介【写真:Getty Images】
入江陵介【写真:Getty Images】

入江らが出場する背泳ぎ準決勝でバックストロークレッジを使用しないことが判明

 世界水泳(韓国・光州、テレビ朝日系で独占中継)の競泳が21日に開幕した。第2日(22日)の男子100メートル背泳ぎでは、スタート台の不具合によってスタートに手間取る選手が続出。予選では再計測する選手が2人も出て、さらに準決勝が当初の16人から18人に拡大して行われることが決定するなどドタバタ劇が繰り広げられているが、さらに異例の決定が下された。22日の夜に行われる準決勝に関しては、問題となっている器具を使わないことを、大会側が各国に通達。大会中に競技形式が変更されるという前代未聞の事態となった。



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 競技直前にFINAの技術委員会は急遽のルール変更を決めた。原因は器具の不具合。背泳ぎの際に両足をかけ、最初の姿勢を補助する「バックストロークレッジ」を使用しないことが決定した。

 予選では同器具がずれるなどのアクシデントが続出。入江陵介(イトマン東進)は全体5位で準決勝に進んだが、「滑ったらどうするの?って。この大会でよく起きているのは、機械のずれがあるから。どうなるかわからないけど、改善してほしい」などと話していた。

 さらにこれにより、タイムを再計測する選手が出現。当初の16人よりも多い18人が準決勝に進むなどドタバタ劇が繰り広げられていたが、大会側の緊急の対応策は器具を使わないことだった。

 全員が使わないのだから不平等感はなくなるが、足を掛ける器具を使用しないため、選手は好スタートを切るための足場を失うことになる。これまで練習を積んできた選手にとっては想定外の事態であることは間違いない。

(THE ANSWER編集部)

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