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競泳界新ヒロイン候補の19歳が5位健闘 200mバタフライ三井愛梨「楽しいレースでした」【世界水泳】

世界水泳福岡(テレビ朝日系で中継)は27日、競泳の女子200メートルバタフライ決勝が行われ、19歳の三井愛梨(横浜サクラ)が2分7秒15で5位に入った。この春、高校を卒業したばかりの大学1年生。初出場でいきなり決勝に進み、健闘した。16歳の超新星サマー・マッキントッシュ(カナダ)が2分4秒06で優勝。

女子200メートルバタフライを泳ぐ三井愛梨【写真:ロイター】
女子200メートルバタフライを泳ぐ三井愛梨【写真:ロイター】

世界水泳福岡・競泳

 世界水泳福岡(テレビ朝日系で中継)は27日、競泳の女子200メートルバタフライ決勝が行われ、19歳の三井愛梨(横浜サクラ)が2分7秒15で5位に入った。この春、高校を卒業したばかりの大学1年生。初出場でいきなり決勝に進み、健闘した。16歳の超新星サマー・マッキントッシュ(カナダ)が2分4秒06で優勝。



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 笑顔で客席を見上げた。三井は決勝トップバッターで入場。名前がコールされ、バルーンスティックによる拍手が鳴り響いた。「準決勝と比べて歓声が全然違う。それを凄く力にできた」。19歳は物怖じせずにスタート。最初の50メートルは5番手だったが、100メートルは8番手に後退した。残り50メートルで7番手。それでも最後は5位に入ってみせた。

「悔しい気持ちもあるけど、前半から攻めてこういう経験できて楽しいレースでした。こういう機会なので攻めて実力を出せたし、いい経験。日本選手に対して声援が凄い。プレーシャーになることはなく、3本とも楽しめました。後半が持ち味でも150メートルまで攻めた分、(余力がなく)そこが課題になる。でも、前半に攻める練習をしてきた。それがなんとかできたと思う」

 昨年は代表選考会で派遣標準を切りながら3位。2枠の世界水泳切符を逃した。「去年は『(世界水泳に)行ければいいな』くらいの気持ちだったけど、やっぱりいざ派遣タイムを切って3位になってみると、すごく悔しくて……」。悔しさを練習にぶつけ、キャプテンを務めた8月のジュニアパンパシ(ホノルル)で2分7秒82で優勝。12月の世界短水路で6位入賞を果たし、一気に頭角を現した。

 3月に高校を卒業したばかり。法大の入学式からわずか3日後の日本選手権は女子200メートルバタフライ決勝で自己ベストの2分6秒77で初優勝。夢に見た代表切符を掴み取った。

 今大会は26日の準決勝を全体7番手で決勝に進出していた。自己ベストは2分6秒77。「ベストを出せばメダルに届く位置だと確認できた」と自信にもなった。優勝したマッキントッシュについて「(レーンの)場所的に全く見えない位置でしたけど、やっぱり凄い強かった」と驚き。「準決勝が終わった時点で同年代が結果を残してやっぱり悔しい。この悔しさを来年ぶつけたい」。新世代のヒロイン候補が確かな成長を遂げた。

(THE ANSWER編集部)

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