松元克央、無念 1対1のスイムオフ0秒07差惜敗で決勝逃す「甘くない。実力の差で届かなかった」【世界水泳】
世界水泳福岡(テレビ朝日系で中継)は24日、競泳の男子200メートル自由形・準決勝が行われた。日本記録保持者の松元克央(かつひろ・ミツウロコ)が1分45秒97で同着8位のフェリックス・オーボック(オーストリア)とスイムオフに突入。全レースが終了した後に行われ、1対1のマッチレースに最後まで残った地元観衆から大声援が上がったが、1分46秒37でわずか0秒07差でオーボックに敗れ、2大会ぶりの決勝進出を逃した。
世界水泳福岡、競泳2日目
世界水泳福岡(テレビ朝日系で中継)は24日、競泳の男子200メートル自由形・準決勝が行われた。日本記録保持者の松元克央(かつひろ・ミツウロコ)が1分45秒97で同着8位のフェリックス・オーボック(オーストリア)とスイムオフに突入。全レースが終了した後に行われ、1対1のマッチレースに最後まで残った地元観衆から大声援が上がったが、1分46秒37でわずか0秒07差でオーボックに敗れ、2大会ぶりの決勝進出を逃した。
【注目】DAZNは年間プランがおトク! プロ野球、F1、国内サッカー、ゴルフ、テニス…見られる競技が盛りだくさんのDAZNはこちら
夜10時からのスイムオフ。予定外のレースでも、多くの観客が2人を拍手で迎えた。日本代表のメンバーも声援を送る中、飛び出した松元は最初の50メートルでわずかにリード。100メートルも0秒04差でリードしたが、最後のターンで抜かれる。松元も粘って最後に追い上げたが、わずか0秒07届かなかった。フィニッシュ後はがっちり握手を交わし、健闘を称えあった。
レース後、ミックスゾーンで取材に応じた松元は「お互い同じ条件で戦うことになったので、気持ちでは負けずに声援に応えたいという気持ちで臨んだが、甘くない。実力の差で一歩届かなかった」とため息をついた。
準決勝で「自分の全力を出し切った」と残る体力は少なかった。「(最後の競り合いで相手は)見えていた。絶対勝つという気持ちで泳いでいた。こんな試合はなかなか経験することができない。もっとかっこいい姿が見せられたらと、後悔がある。見せられる自分をもっと作っていかないといけない」と課題を挙げた。
「もっともっと上を目指さないと決勝にすら残れない」と取材に気丈に応じた松元だったがその後、代表チームのメンバーに拍手で迎えられるとタオルで顔を覆い、無念をにじませていた。
(THE ANSWER編集部)