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世界水泳で3人銀メダルの奇跡 表彰式は3人仲良く登壇&友好のハグ、「3位」の台は不在

世界水泳福岡(テレビ朝日系で中継)は24日、競泳の男子100メートル平泳ぎ決勝でカン・タイヨウ(中国)が57秒69で優勝したが、58秒72の同タイムでニコロ・マルティネンギ(イタリア)、アルノ・カミンハ(オランダ)、ニック・フィンク(米国)が並び、3人が銀メダルという珍事が起きた。表彰式はそろって仲良く「2位」に登壇。ハグを交わすなど友好的に歓喜を分かち合った。

世界水泳福岡、男子100メートル平泳ぎ決勝で3選手が銀メダルの珍事、金メダリスト含めて健闘を称え合う【写真:Getty Images】
世界水泳福岡、男子100メートル平泳ぎ決勝で3選手が銀メダルの珍事、金メダリスト含めて健闘を称え合う【写真:Getty Images】

世界水泳福岡

 世界水泳福岡(テレビ朝日系で中継)は24日、競泳の男子100メートル平泳ぎ決勝でカン・タイヨウ(中国)が57秒69で優勝したが、58秒72の同タイムでニコロ・マルティネンギ(イタリア)、アルノ・カミンハ(オランダ)、ニック・フィンク(米国)が並び、3人が銀メダルという珍事が起きた。表彰式はそろって仲良く「2位」に登壇。ハグを交わすなど友好的に歓喜を分かち合った。



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 体ひとつ抜け出して57秒69でタッチしたカン・タイヨウだったが、後続は大接戦。3人が全く並ぶようにしてフィニッシュした。なんとマルティネンギ、カミンハ、フィンクは58秒72で同タイム。3人が同着で銀メダルというミラクルとなった。

 米情報会社「ニールセン」傘下のスポーツデータ専門会社「グレースノート・オリンピック」のツイッターは「世界水泳の競泳で同じメダルを3人のアスリートが獲得するのは2回目。銀メダル3つが男子100メートル平泳ぎで。これが初めて起こったのは2015年の女子200メートル平泳ぎだった(銅メダル3つ)」と伝えた。

 世界水泳で3人が同じ色のメダルを獲得するのは2度目だったが、銀で起きたのは初という。

 その後に行われた表彰式はマルティネンギ、カミンハ、フィンクが3人そろって「2位」に登壇。「3位」は不在だった。互いにハグを交わし、セレモニー後に場内を一周すると肩を組んで記念撮影にも応じた。滅多に見られない珍事が起こしたなんとも微笑ましいシーンだった。

(THE ANSWER編集部)

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