マルシャンが400メートル個人メドレーで世界新記録

　世界水泳福岡（テレビ朝日系で中継）は23日、競泳の男子400メートル個人メドレー決勝で21歳のレオン・マルシャン（フランス）が4分2秒50で優勝。怪物マイケル・フェルプス（米国）が持っていた現存する世界記録では最古の4分3秒84を15年ぶりに更新した。この日、会場を訪れていたフェルプスが自身の世界記録を塗り替えられた瞬間の様子を海外メディア関係者が撮影。「真のスポーツマンだ」と称賛している。

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　自身の名前が「ワールドレコード」の名前が消える瞬間もレジェンドスイマーは偉大だった。

　オランダ公共放送「NOS」のスポーツレポーター、イェルーン・フルーター氏が自身のツイッターで投稿したのは、放送席でレースを見守っているフェルプスの様子。レース終盤、興奮気味に眺めていたが、マルシャンがタッチして世界記録を塗り替えた瞬間、一人立ち上がり、プールのマルシャンに向かって拍手を送った。

　この様子をフルーター氏は「マイケル・フェルプスが自身の400メートル個人メドレーの世界記録をレオン・マルシャンに明け渡した」と動画付きで紹介。その上で、さらに「レース終盤をフェルプスは見ていた。真のスポーツマンだ」と悔しがる素振りなど一切ないフェルプスの様子を称賛した。表彰式でプレゼンターを務め、実際に対面してマルシャンを称えたフェルプス。その振る舞いがスポットライトを浴びていた。