競泳の新怪物マルシャン、衝撃の世界新4分2秒50! 400個メで伝説フェルプス超え、瀬戸大也が銅メダル【世界水泳】
世界水泳福岡(テレビ朝日系で中継)は23日、競泳が開幕。男子400メートル個人メドレー決勝では、21歳のレオン・マルシャン(フランス)が4分2秒50で優勝。怪物マイケル・フェルプス(米国)が持っていた最古の世界記録4分3秒84を15年ぶりに更新する快挙を成し遂げた。ジェナ・フォレスター(豪州)が4分6秒56で銀メダル、日本の瀬戸大也が4分9秒41で銅メダルを獲得した。
世界水泳福岡、競泳が23日開幕
世界水泳福岡(テレビ朝日系で中継)は23日、競泳が開幕。男子400メートル個人メドレー決勝では、21歳のレオン・マルシャン(フランス)が4分2秒50で優勝。怪物マイケル・フェルプス(米国)が持っていた最古の世界記録4分3秒84を15年ぶりに更新する快挙を成し遂げた。ジェナ・フォレスター(豪州)が4分6秒56で銀メダル、日本の瀬戸大也が4分9秒41で銅メダルを獲得した。
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“新怪物”が福岡で伝説を破った。この日の昼に行われた予選は後半流しながらも、4分10秒88の全体2位タイムで悠々突破した21歳のマルシャン。同1位のフォスター、3位の瀬戸らと争った決勝は、バタフライ、背泳ぎを終えてフォスターと競っていたものの、平泳ぎで一気に突き放す。世界記録を上回るペースで最後のターンを終えると、最後はぶっちぎり1着。4分2秒50の世界新記録をマークし、指を突き上げて喜んだ。
会場は騒然。割れんばかりの拍手でマルシャンを祝福した。これまでの男子400メートル個人メドレーの世界記録は、2008年8月の北京五輪でフェルプスが叩き出した4分3秒84。15年間更新されていない最古の世界記録だった。フェルプスは今大会プレゼンターとして来場しており、本人の前で記録を塗り替えるというメモリアルな瞬間となった。
マルシャンは19歳で21年東京五輪に出場。400メートル個人メドレー予選でフランス新記録をマークしたが、決勝は6位でメダルに届かず。他3種目はいずれも決勝進出できなかった。東京五輪後に「環境を変えたい」とアリゾナ州立大に留学。フェルプスを指導したボブ・ボウマンコーチに師事し、世界的選手になるまで成長を遂げた。
昨年の世界水泳400メートル個人メドレーで金メダルを獲得。フェルプスの世界記録にあと0秒44まで迫る世界歴代2位(4分04秒28)の記録をマークしており、世界新記録への期待を抱かせていたが、2001年以来22年ぶりの日本開催となった世界水泳で偉業を成し遂げた。
(THE ANSWER編集部)