池江璃花子「泣きそうになっちゃった」 6年ぶり初陣100mバタ予選敗退の原因は「経験のない緊張」【世界水泳】
世界水泳福岡(テレビ朝日系で中継)は23日、競泳が開幕。6年ぶりの世界水泳出場となった池江璃花子(横浜ゴム)は女子100メートルバタフライ予選で58秒61で組7着。全体17番手で16人が進める準決勝進出はならず、予選敗退となった。その後の女子4×100メートルフリーリレーにも出場。日本は3分37秒71の全体8番手で決勝進出を果たした。池江はリレーを終えた後に取材に応じ「今までに経験したことのない緊張を感じた」とバタフライでの心境を明かした。
世界水泳福岡・競泳が開幕
世界水泳福岡(テレビ朝日系で中継)は23日、競泳が開幕。6年ぶりの世界水泳出場となった池江璃花子(横浜ゴム)は女子100メートルバタフライ予選で58秒61で組7着。全体17番手で16人が進める準決勝進出はならず、予選敗退となった。その後の女子4×100メートルフリーリレーにも出場。日本は3分37秒71の全体8番手で決勝進出を果たした。池江はリレーを終えた後に取材に応じ「今までに経験したことのない緊張を感じた」とバタフライでの心境を明かした。
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今大会、個人4種目に出場する池江。世界選手権の代表は6年ぶりだった。100メートルバタフライ予選第4組に登場。スタート台から飛び込むと、会場から拍手が沸き起こった。50メートルのターンを6番手で折り返し、順位を上げられず7着でフィニッシュ。全体17着で敗退となった。その後に行われた4×100メートルフリーリレーでは日本の第1泳者を務め、54秒51で泳ぎ、決勝進出に貢献した。
23歳の池江にとって、100メートルバタフライで6位だった2017年以来となる世界水泳。「始まる前は好タイムで泳げそうな感覚があったが、今までに経験したことのない緊張を感じた」。久々の有観客での国際大会出場。大きな拍手も浴びたが「スタート台の前に立った時、泣きそうになっちゃったというか。(会場は)凄く拍手がいっぱいあると思ったが、タッチした時にシーンとしていたので、駄目だったんだなとすぐ分かった」と重圧を明かした。
バタフライについて「スタートした瞬間はすごく気持ちいいなと思ったんですけど、レース直前までのメンタル的な部分が後半に響いてしまったと思う」と反省。「言い訳にしかならないかもしれないけれど、過緊張と言われるのはこういうことなのかなと思う。今回経験しておいてよかったと思う」と振り返った。
19年2月に白血病を公表。体重が10キロ以上減るなど過酷な闘病を経験し、約1年後にプールに戻ってきた。21年日本選手権は涙の4冠。東京五輪はリレー3種目に出場し、女子4×100メートルメドレーリレーで決勝進出に貢献した。今年4月の日本選手権で4冠を達成。5月には国際大会で2戦連続表彰台に上がっている。
22年ぶりに日本開催となった世界水泳。個人種目で金メダルを獲得すれば、来年のパリ五輪代表に内定する。
◆世界水泳 7月14日にアーティスティックスイミング(AS)、飛込から開幕。水球、オープンウォーター、ハイダイビングも行われる。同23日に開幕する競泳は、決勝をテレビ朝日系地上波にて最終日まで8夜連続生放送。ASはBS朝日、飛込はCSテレ朝チャンネルで生放送。
(THE ANSWER編集部)