3週間で計4kg減量、最後はグミ生活に… ボクシング金メダル入江聖奈が明かす体重管理
1人暮らしで自炊をする入江選手の悩み、少ない食費で心がけるべきポイント
試合に合わせた入江選手の減量は年4回程度。減量以外の期間も長い。その食生活についても話題が及んだ。
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現在は1人暮らしで自炊をする入江選手。通常は午後1時のトレーニング前に朝と昼兼用でグラノーラにヨーグルトをかけて食べる。イベント前夜は300~400グラムのパスタにカルボナーラのソースをかけて食べ、本人いわく「最悪な食事をしてしまった」と笑い、現在の悩みを明かした。
「今、学生で、親からのサポートを受けて生活が成り立っている状態なので、あまり食費にお金をかけたくないという思いがあります。できるだけ安い食費で食べたい。なので、野菜や果物は高くてあまり手が届かないので、そこが悩みです」
少ない食費で、バランスの良い食事をする方法はあるのか。橋本さんは「安い時にまとめ買いしておくといいと思います」と助言した。
「今回、特に減量中に少しでも低カロリーで取り入れてもらいたいものとして、主食にはこんにゃくを混ぜたものやオートミールを提案します。主菜には、豆腐バーや鮭の中骨缶がオススメです。副菜は高いので難しいのですが、例えば冷凍野菜などを安い時に買い貯めしておくといい。最後に、骨を丈夫にしたり月経中の負担を和らげたりする製品として、カッテージチーズやドライフルーツなどがオススメです」
1日の食費は500円に抑えたいという入江選手。金メダリストとはいえ、学生アスリート。多くの同年代の選手にとって共通する悩みでもあり、橋本さんは「せめてゆで卵をプラスにするだけでもいいので、なんとかタンパク質を摂取することを意識してほしい」とアドバイスした。
1時間にわたって行われたトークセッション。良いコンディションで競技を続けるために栄養を考えた食事は必須だが、意外と難しい。競技者、保護者や指導者にとって、どんなことから意識すればいいのか。最後に、橋本さんに聞いた。
「まず一人ひとり違います。今回も入江選手の話を聞いて、まず学生なので制限があったり、食の環境が大事で、一人で努力してもどうにもならないこともあって難しさを感じました。ただバランスのとれた食事は基本です。主食、主菜、副菜といった当たり前のことができていない人が多いので、まずは自分の食生活を振り返ることが大事になると思います」
入江選手は「分かってはいたけど、こんなにタンパク質が大事なんだと改めて感じました。今日からさっそく鶏肉を食べようと思いました」と笑顔。伊藤さんからは「この話をぜひチーム内に共有していただき、みんなで取り組めたらいいんじゃないかな」との提案があり、イベントは終了した。
体が資本であるアスリートにとって、食事は重要な要素である。女性アスリートが自分のカラダと向き合い、自分らしく輝ける未来を作っていくためにも、競技特性に応じた栄養素をしっかりと摂取することで最高のパフォーマンスを見せてくれるのではないだろうか。
(THE ANSWER編集部)