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4発大勝・韓国に現れた侍ジャパンの“脅威”2人 低迷脱出へ「ずっと悩んだ」監督肝いりの選出

野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)が5日に開幕。東京ドームでは1次ラウンド・プールCのチェコ―韓国戦が行われ、韓国が11-4で勝利した。初回にムン・ボギョン内野手が先制となる満塁ホームラン。シェイ・ウィットコム内野手も2本塁打を放つなど計4本の一発攻勢で圧勝した。これまでの韓国の課題を解消する存在が、7日に対戦する日本代表「侍ジャパン」にとっての“脅威”となりそうだ。

2本塁打を放った韓国代表のシェイ・ウィットコム【写真:荒川祐史】
2本塁打を放った韓国代表のシェイ・ウィットコム【写真:荒川祐史】

1次ラウンド・チェコ―韓国戦

 野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)が5日に開幕。東京ドームでは1次ラウンド・プールCのチェコ―韓国戦が行われ、韓国が11-4で勝利した。初回にムン・ボギョン内野手が先制となる満塁ホームラン。シェイ・ウィットコム内野手も2本塁打を放つなど計4本の一発攻勢で圧勝した。これまでの韓国の課題を解消する存在が、7日に対戦する日本代表「侍ジャパン」にとっての“脅威”となりそうだ。

 3大会連続で1次ラウンド敗退中の韓国は初回、チェコの先発パディシャークを攻めたて、ヒットと2四球で1死満塁のチャンスを作る。ここでムン・ボギョンがスライダーをはじき返し、グランドスラムとした。右中間席の中段に着弾する豪快弾。チームのセレブレーションである、両手を水平に広げた“飛行機ポーズ”も披露した。マイアミ行きのチャーター機に乗るという強い思いを込めたもので、ナインも歓喜で出迎えた。

 2回にも2安打で1死一、三塁の好機を作り、MLBタイガースに所属するジャマイ・ジョーンズの併殺崩れの間に得点。さらに3回にはアストロズでプレーするウィットコムが左翼席へソロを打ち込んだ。5回に3点を返されるも、その裏にウィットコムがこの日2本目となる2ラン。8回にもジョーンズが左翼へダメ押しソロを放つなど、韓国系アメリカ人のメジャーリーガー2人が存在感を発揮した。

 この2人に共通するのが右打者であること。昨年2月から指揮を執るリュ・ジヒョン監督にとっては、23年にヘッドコーチに就任した時から「左打者一辺倒」という状況が課題だった。「3年間代表チームにいるが、一番難しいなと思ったのが、選手構成の時に右打者が少ないこと」。監督就任時に「この問題をどうカバーするかずっと悩んだ」。その答えとなったのがウィットコムとジョーンズだ。

「スタート時点から代表チームの構成員をより豊かにするための努力をした。それが左右のバランスに繋がったと思う。相手チームにとって以前の韓国代表チームは左打者一辺倒だったので、投手運用において非常に簡単な部分があった。しかし今は、非常に慎重にアプローチしているのではないかと思う」

 母が韓国出身のウィットコムは「このユニホームを着て、このような形で母の国を代表するのは私にとって最大級の栄誉」と感激。自身のホームランについては「2本目は先っぽだったので行くのかなと思いながらベースを回った。スタンドに入ったとき、ダグアウトを見たらチームメートがとても喜んでくれたので、私の喜びもさらに大きくなった」と温かく受け入れてくれた仲間に感謝した。

 韓国は準優勝だった2009年以来、4大会ぶりの1次R突破を目指す。過去3大会は初戦に敗れていたが“鬼門”を突破した。前回大会では、ラーズ・ヌートバー外野手が初の日系アメリカ人として侍ジャパンのユニホームを着て日本の優勝に貢献した。韓国の課題解消へ、ウィットコムとジョーンズが鍵を握りそうだ。

(THE ANSWER編集部・鉾久 真大 / Masahiro Muku)


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