愛されヌートバーの「腹を殴るかもね」 195勝右腕ら米国代表の同僚たちから届いた祝福
野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は21日(日本時間22日)、米マイアミのローンデポ・パークで決勝が行われ、日本が米国を3-2で撃破した。前回王者との頂上決戦に臨み、2009年第2回大会以来14年ぶり3度目の世界一に。切り込み隊長として貢献したラーズ・ヌートバー外野手は「たっちゃん」の愛称で一躍人気者になった。“愛されキャラ”のヌートバーに、カージナルスの同僚右腕は「腹を殴るかもね」とユーモラスな祝福を送った。
カージナルスの同僚ウェインライト「あいつの勝ちだね」
野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は21日(日本時間22日)、米マイアミのローンデポ・パークで決勝が行われ、日本が米国を3-2で撃破した。前回王者との頂上決戦に臨み、2009年第2回大会以来14年ぶり3度目の世界一に。切り込み隊長として貢献したラーズ・ヌートバー外野手は「たっちゃん」の愛称で一躍人気者になった。“愛されキャラ”のヌートバーに、カージナルスの同僚右腕は「腹を殴るかもね」とユーモラスな祝福を送った。
【注目】応援のプロが楽しみにする『チアスタ!』での交流 チアリーダーHARUKAさんの想い
ヌートバーはこの日は4打数無安打だったが、1-1の2回に勝ち越しの内野ゴロ。打点を挙げ、全試合で1番に座って日本のために戦った。試合後には「短い期間でしたが、チーム一丸となって素晴らしいチームワークで優勝できてよかったです」とコメント。次回のWBCでも侍ジャパンとして出場したいか問われると「間違いないです」と即答した。
決勝で対戦した米国代表には、カージナルスの同僚4人が在籍。メジャー通算195勝右腕のウェインライト、昨年のナ・リーグMVPのゴールドシュミット、10年連続ゴールドグラブ賞のアレナド、2018年のナ・リーグ最多勝右腕で元巨人のマイコラスだ。
ヌートバーいわく、ゴールドシュミットとアレナドとは試合後に話をする機会があったといい、「祝福してもらいました。本当に大先輩ですし、リスペクトしてますし、兄貴みたいな存在です」と感慨深げに語った。
一方でゴールドシュミットは「彼は素晴らしい働きをしたし、素晴らしい試合だった。負けたのは残念だけど、彼らが素晴らしいプレーをして勝ったんだ」と素直に後輩の活躍を称えた。
チーム最年長のウェインライトは「まだ話していないんだ。明日話すよ。あいつの勝ちだね」と苦笑い。再会したときには「ハグしてやるさ。もしくは腹を殴るかもね」と茶目っ気たっぷりに笑った。
侍ジャパン初の日系人選手ながら、陽気な性格や熱いプレースタイルですぐさま日本人の心を掴んだヌートバー。所属チームでも“愛されキャラ”であることが伺える一幕だった。
(THE ANSWER編集部・鉾久 真大 / Masahiro Muku)