大谷翔平が英語のインタビューに対応

　野球のワールド・ベースボール・クラシック（WBC）は20日（日本時間21日）、米マイアミのローンデポ・パークで準決勝が行われ、日本がメキシコに6-5で逆転サヨナラ勝ちした。試合後、大谷翔平投手が水原一平通訳の通訳をしてしまう珍場面が発生。米メディアが動画を公開すると、国内外のファンから「彼は英語が話せる」「リスニングが上達してる！」と注目を集めた。

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　まだ場内が騒然としていた時だった。米スポーツ専門局「FOXスポーツ」による英語のインタビューを受ける大谷。隣にはいつも通り水原通訳がいた。まだ興奮が収まらない様子で頷きながら受け答え。インタビュワーが質問すると、ざわめく場内で聞き取れなかった同通訳は「Sorry」と聞き直した。しかし、大谷は聞き取れたようで「何を考えてか」と通訳に通訳。そのまま日本語で答え、英語に訳して伝えてもらった。

　同局MLB専門ツイッターが動画を公開した。海外ファンは「ショウヘイがイッペイに通訳してる！　可愛いし面白い」「彼は英語が話せる。通訳は必要ないんだ。ダルビッシュもそうだよね」と笑撃。日本人ファンも「通訳が大谷になっててワロタ」「リスニングどんどん上達してるね！」「一平さんが聞き取れなくても答え始める大谷さんw」「大谷さん英語通訳なしで結構しゃべれるんちゃう？」と驚きの声が上がった。

　大谷は4-5の9回先頭でサヨナラの口火を切る二塁打。ベース上でベンチに向かって吼え、ナインを鼓舞した。村上宗隆の2点適時打で同点のホームイン。サヨナラ勝ちした日本は、連覇した2009年第2回大会以来、14年ぶりの決勝進出を決めた。

　大谷は同局のインタビューで「（決勝戦での登板は）行く気で作ります。まずはヒッティングで入ると思うので、早めに点を取って良いリズムで最後の方に行ければ十分に勝てるんじゃないかと思います」とコメント。21日（同22日）の決勝で前回王者・米国と対戦する。