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侍Jを決勝で待つアメリカの脅威 「WBCは盛り上がってない」が嘘に感じる熱狂も味方に

警戒すべき強力打線 「恐怖の9番」は4本塁打

 米国ホームの雰囲気は侍ジャパンの脅威となるが、それ以上に怖いのが今最もノっている“恐怖の9番”ターナーだ。2021年にはMLBで打率.338をマークして首位打者に。2度の盗塁王も獲得しており、このオフに11年総額3億ドル(約410億2300万円)の大型契約でフィリーズに移籍している。

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 キューバ戦では相手の戦意をへし折る2本塁打。さらに18日(同19日)の準々決勝ベネズエラ戦では、2点ビハインドで敗戦ムードも漂った8回に起死回生の逆転満塁弾。1大会4本塁打は米国代表としては最多で、2006年大会で5本塁打を放ったイ・スンヨプ(韓国)にあと1と迫っている。10打点も、日本の吉田正尚とならび今大会トップだ。

 米国のマイク・デローサ監督も会見で「彼は3億ドル選手だから」と冗談交じりに称賛する活躍ぶり。上位打線にはトラウト、ゴールドシュミットら超大物が座り、このターナーを下位で起用できるほど米国の打線は層が厚い。

 侍ジャパンが今日の準決勝に勝利すれば、優勝をかけての日米決戦となる。アロサレーナら好選手が揃うメキシコも手を抜いて勝てる相手ではなく、敵地の雰囲気も相まって厳しい連戦となりそうだ。

(THE ANSWER編集部・宮内 宏哉 / Hiroya Miyauchi)


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