1次ラウンド敗退に終わった韓国に国内からさまざまな声

　野球のワールド・ベースボール・クラシック（WBC）で日本代表・侍ジャパンが快進撃を続ける裏で韓国代表は1次ラウンド敗退。これで3大会連続の屈辱となった。敗因はどこにあったのか、韓国メディアや球界OBからは批判や提言など、さまざまな声が上がっている。

【注目】応援のプロが楽しみにする『チアスタ！』での交流　チアリーダーHARUKAさんの想い

　韓国代表は1次ラウンド開幕戦で豪州に7-8で競り負け、続く日本戦で4-13で大敗。第3戦のチェコには7-3で快勝したものの、22-2で大勝した中国戦の前にすでに1次ラウンド敗退が決定。結果を受け、国内メディアは続々と報道を続けている。

　敗退決定直後、韓国紙「アジアトゥデイ」は「WBCまた脱落」「W杯に続きWBC……ふがいない成績で期待に応えられず」と期待外れに終わったことを報じ、国内世論は厳しい論調に。敗因を検証する記事もあった。

　韓国ニュースサイト「dailian」は世代交代の必要性を強調。キム・グァンヒョン、ヤン・ヒョンジョン、キム・ヒョンス、ヤン・ウィジ、イ･ヨンチャンなど、30代半ばの選手が中心だったことを指摘し、「韓国野球に全体的な刷新が求められている状況だ」と訴えた。

　大会後にキム・グァンヒョンとキム・ヒョンスが代表引退を表明。記事では「今大会最大の弱点として浮上した投手陣が依然として悩みの種だが、これは野球界のみんなが知恵を出し合い、解決しなければならない課題の一つだ」と指摘した。

「しかし、これからニューフェイスを発掘・育成しなければ、井の中の蛙状態から抜け出せないことが明らかなのが韓国野球の現実だ」と新戦力の育成・発掘が急務であることを強調。また、韓国球界の大物からも提言が聞こえてきた。