WBC日本戦メキシコ先発サンドバルは「3球種セット」で厄介「日本のプロ野球っぽい投手」
攻略の鍵は球数「日本らしい野球が大切」
日本打線は大谷投手との同僚対決が注目を浴びると思いますが、大谷投手は左対左をあまり苦にしないので、自分のスイングをするだけ。
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それ以外の日本の打者がどう対応するか注目です。日本人っぽい投手と言いながら、具体的に近い投手がいるかと言うと、思い浮かびません。それは真っすぐの平均が150キロで、スライダーも140キロ前後。チェンジアップも奥行きを取りながらも少し変化させる点。
1つの球種が圧倒的というより、3つセットで嫌な印象。3球種を使ってボールの変化量を見せています。変化量を出す時は球種の組み合わせが大事。サンドバル投手は変化させているように見せるピッチデザインが上手い投手。このレベルは日本ではなかなかいません。
日本は主力に左打者が多く、1~5番までは左打者が主体。右打者にはチェンジアップもあり、どう攻略するかは見ものです。鍵になるのは球数。佐々木朗希投手との投げ合いなので、打ち合いにはならず、5、6回まではロースコアが予想されます。いかに球数を投げさせながら、少ないチャンスや失投を点に結び付けるか。
それこそ、日本らしい野球が大切。1点を確実に取りに行ける侍ジャパンの強みを生かして、決勝進出してほしいと思います。
(THE ANSWER編集部・神原 英彰 / Hideaki Kanbara)