「韓国野球はこのまま死なない」 英雄イ・スンヨプが猛檄、日本人は「練習量が膨大だ」
野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で準決勝進出を決めた日本代表。快進撃を続ける侍ジャパンについて、1次ラウンドで敗れた韓国の英雄で、日本でもプレーした李承燁(イ・スンヨプ)氏が「日本は投手力が完璧に近いチーム」と語り、日韓野球の差について見解を述べた。
3大会連続で1次ラウンド敗退となった韓国代表
野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で準決勝進出を決めた日本代表。快進撃を続ける侍ジャパンについて、1次ラウンドで敗れた韓国の英雄で、日本でもプレーした李承燁(イ・スンヨプ)氏が「日本は投手力が完璧に近いチーム」と語り、日韓野球の差について見解を述べた。
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韓国メディア「マイデイリー」は「日本野球は『練習量がすごい』 李承燁、確固たる持論→練習→自信→実力→汗は『裏切らない』」との見出しで報道。2004年から8年間、ロッテ、巨人、オリックスでプレーし、日韓通算602本塁打を放った李氏は、今季から韓国プロ野球の斗山で監督に就任した。かつて自身も出場したWBCで母国は3大会連続で1次ラウンドで敗退。4-13で完敗した日本は対照的に5大会連続で4強進出を決めた。
18日のオープン戦の試合前に取材に応じた李氏は「日本を離れて12年ほど経った。私がプレーしていた時も、日本野球は侮れなかった」と振り返り、今大会の日本代表について「投手力は他の国を見ても最高だ。完璧に近いチーム」と投手陣を絶賛した。
記事では、興味深い点として体格に恵まれていなくても、吉田正尚のように本塁打を量産する打者や155キロを軽く投げる投手がいることを強調。この点について李氏は「日本選手たちは練習量が膨大だ」と見解を述べた。「もちろん、自分が日本を離れて12年が経っていて、日本野球と韓国野球との格差がなぜさらに広がったのか、正確に説明することは難しい」というものの、日本の練習量については驚きがあるという。
「汗は裏切らないが持論」と記事で紹介された李氏は「トレーニングの方法とディテールは、試合を見ながら本当に凄いと感じた。今回のWBCを見ると、もっと良くなっている。韓国の野球人として格差が広がるのは残念だが、改善すべきことは改善すべきであり、受け入れるべきことは受け入れなければならない。野球界が失ったファンの心を取り戻すために、本当に多くの努力をしなければならない」と日本の差に触れながら、自国の代表に奮起を促した。
さらに「練習方法について、少し違ったアプローチを取る必要がある。私自身が何が良くて、何が悪いと言える立場ではない。韓国野球界が全員で努力しなければならない」と話した李氏は「韓国野球がこのまま死ぬことはないだろう」とも確信しており、さらに「良い日があれば良くない日もある。韓国も過去の五輪金メダル、プレミア12優勝を果たしている。今は批判されているが、それぞれの立場で最善を尽くせば、また良い日が来るだろう」と前向きに語ったという。
(THE ANSWER編集部)