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V候補プエルトリコ、守護神負傷が響く敗退の悲劇 中継ぎ手薄、弟は1死も奪えず敗戦投手に

野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は17日(日本時間18日)、準々決勝(米フロリダ州、ローンデポ・パーク)が行われ、D組2位のプエルトリコがC組1位のメキシコに4-5で敗れた。3大会連続決勝進出はならず。継投がハマらず、1次ラウンド最終戦の試合終了直後に喜びすぎて負傷した守護神エドウィン・ディアス投手の不在が響く形となった。メキシコは20日(同21日)の準決勝で日本と対戦する。

プエルトリコの選手たち【写真:Getty Images】
プエルトリコの選手たち【写真:Getty Images】

WBC準々決勝

 野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は17日(日本時間18日)、準々決勝(米フロリダ州、ローンデポ・パーク)が行われ、D組2位のプエルトリコがC組1位のメキシコに4-5で敗れた。3大会連続決勝進出はならず。継投がハマらず、1次ラウンド最終戦の試合終了直後に喜びすぎて負傷した守護神エドウィン・ディアス投手の不在が響く形となった。メキシコは20日(同21日)の準決勝で日本と対戦する。

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 メジャー屈指のクローザーは大きい存在だった。プエルトリコは初回に2者連続本塁打などで4点を先制。5回までに2点差に迫られ、逃げ切りを図りたいところだった。7回にディアスの弟・アレクシスが登板。しかし、先頭に二塁打を許すと、2者連続四球で無死満塁のピンチをつくり、1死も奪えず降板した。

 あとを受けたロペスは2死を奪ったものの、5番パレデスに同点の左前適時打を浴び、6番ウリアスにも右前適時打で1点を勝ち越された。絶対的守護神がいないことでブルペン陣が手薄に。打線も終盤にチャンスをつくりながら、あと一本が出ないまま敗れる悲劇となった。

 守護神ディアスは16日(同17日)のドミニカ共和国戦で3点リードの9回に登板。3連続三振で締めくくり、優勝候補を破ってみせたが、歓喜の輪の中で跳びはねて右膝を負傷した。オフに救援投手として史上最高額となる5年総額1億200万ドル(約150億円)でメッツと契約延長したばかり。車椅子で運び出される今季絶望の大怪我だった。

 この日のプエルトリコは、ベンチとブルペンにディアスのユニホームを掲示。チーム一丸となって2大会連続準優勝から初優勝を目指したが、届かなかった。弟のアレクシスは兄の負傷時に号泣。この日は皮肉にも黒星がついた。

(THE ANSWER編集部)


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